○月○日、製薬会社・人事部に勤めているEさんは東京オフィスで取り入れる新しい研修プログラムについて外国人上司に説明していました。
そこで通訳者AはNG英語を聞いてしまったのです。
◆NG文◆ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
This training program is for all the proper employees.
(これは全正社員を対象としたプログラムです。)
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properには「正確な、厳密な」という意味もありますが、雇用形態の「正社員」を表すには適していません。properは通例、「適切な、ふさわしい」という意味でも使われており、proper employeesとすると「ちゃんとした社員」というニュアンスになり、他の社員の方々を「ちゃんとしていない」と呼んでいるように聞こえてしまいます。
◆正しい英語◆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
This training program is for all the full-time employees.
(これは全正社員を対象としたプログラムです。)
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≪ポイント解説≫
それぞれの雇用形態の呼称は以下となります。
・正社員:full time employee (worker)
・契約社員:contract employee (worker)
・派遣社員:temporary (temp) staff
また、properの正しい使い方には以下のような例があります。
He’s the proper person for the job.
(彼こそその仕事にふさわしい人物だ。)※他人と比較して、彼がより適切だということ
We should use proper language in the office.
(オフィス内では礼儀正しい言葉を使うべきです。)
You should have a proper holiday.
(君はちゃんとした休暇を取ったほうがいい。)※口語
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