今回の日本語表現は『余地』です。
『余地』を英語に訳すとすれば、まず思いつくのはroomやspaceではないでしょうか。
実は文脈によっては、形容詞や前置詞を使うこともでき、知っておくと表現の幅がぐっと広がります。
そこで今回は、『余地』の英訳表現3パターンをご紹介します。
(1) 「歴史の一部に関しては議論の余地がある。」
When it comes to some parts of history, there is room for debate.
● room for = 機会、可能性
これは皆さんご存じの表現ではないでしょうか。「~できるほどの機会や可能性がある」というニュアンスから「余地」という表現につながっています。openという形容詞を使って、Some parts of history are open to debate.ということもできます。
(2)「この計画はまだまだ改善の余地がある。」
This plan leaves much to be desired.
● leave much to be desired = 物足りない部分が多い
「余地がある」と聞くと良い印象に聞こえるかもしれませんが、実は考慮すべき点が多くある、至らない点が多いというネガティブな印象を与える表現です。またleave something to be desiredは「いまいち」という訳がピッタリくる、口語でも使える便利な表現です。
(3)「彼の無罪は疑う余地がない。」
His innocence is above suspicion.
● above = 上に、接触していない
aboveには「接触していない」というニュアンスがあります。例文のように疑いに「接触していない」=「離れている」=「~の余地がない」という使い方ができますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
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