英語として自然な表現を身に着けるには、無生物主語を上手に使うとよい、と言われます。日本語では「あの映画を見て、私は涙を流した」とは言いますが、「あの映画が私に涙を流させた」とは言いませんね。どこか詩的な響きは出てきますが、日常会話で使う表現ではありません。しかしWhen I watched the movie, I started crying.は文法的には正しいとは言え、今にも和文英訳の模範解答のよう。The movie made me cry.はもっとシンプルですし、自然な響きがあります。
このような無生物主語を使った表現で使えるのが、Waitと組み合わせた表現。職場で色々なプロジェクトを抱えてしまっている部下に対して、追加の仕事を頼まなければならないとき、This can wait till next week.と伝えれば、「これは来週でいいよ」の意味。「このプロジェクトは来週まで待つことができます」というのは不自然な日本語ですが、「プロジェクトが来週まで待てる」というのは「来週対応してくれればよい」の意味ですね。
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