【通訳エージェント監修】独学で取り組める英語勉強法を一覧で徹底解説!
2024.07.12
update 2024.08.14
「オンライン英会話を受けているけれど、自己学習の必要性も感じている」
「有料サービスは利用せず、独学だけで英語力を伸ばしたい」
「英語力に伸び悩みを感じているが、どのように対策すればよいかわからない」
英語力を伸ばすためには、レッスンやコーチングなどのサービスを利用するのも効率的ですが、自己学習なしには大きな向上は期待できません。
例えば、シャドーイングは独学で取り組める勉強法として有名ですが、他にも様々なトレーニング方法があります。読者の中には、すでに取り組んだことがある方や現在取り組んでいる方も多いでしょう。しかし、
- そのトレーニングで伸ばせるスキル
- 正しい取り組み方
の2つを理解することで、より高い効果を得ることができます。
この記事では、独学で取り組める11個のトレーニング方法をご紹介します。
目次
- 1.【伸ばしたいスキル別】独学で取り組める11個のトレーニングを一覧でご紹介
- 2.【スピーキング力向上に大きな効果がある】シャドーイング
- 3.【会話でスラスラ文章を作りたい人は】リプロダクション
- 4.【英語の細部まで耳でしっかり聞き取る】ディクテーション
- 5.【聞こえた英語を瞬時に理解したい人は】サイトトランスレーション
- 6.【英語を英語で理解できるようになる】スラッシュリーディング
- 7.【英語のイントネーションに慣れよう】英語聞き流し(多聴)
- 8.【語彙力を効率的に向上させよう】フラッシュカード
- 9.【本場のコミュニケーションを目と耳から吸収】洋画や海外ドラマ
- 10.【英語を英語で読んで理解する】多読
- 11.【文構造をしっかりと捉え、正確に情報を理解する】精読
- 12.【英語表現を幅を広げる】英語で日記をつける
1.【伸ばしたいスキル別】独学で取り組める11個のトレーニングを一覧でご紹介
まずは本記事でご紹介する英語トレーニング法を一覧でご紹介します!
トレーニング | 得られる効果 |
シャドーイング | ・ネイティブのナチュラルなスピードでも聞き取れる ・リエゾンなど音声の変化にも対応できる ・ネイティブらしい発音で英語を話せる |
リプロダクション | ・聞こえた英語の内容を深く理解できる ・短時間で正しい文法の英文を作成できる |
ディクテーション | ・英語を細部まで聞き取れる |
サイトトランスレーション | ・英語を英語の語順で理解できる ・瞬時に英語の内容を理解できる |
スラッシュリーディング | ・文脈を捉え次に来る語句が予想できるようになる ・英語を英語のまま理解できる |
聞き流し | ・ネイティブスピーカー特有のテンポや間の取り方に慣れることができる ・表現や言い回しをフレーズ単位で音声的に体得できる |
フラッシュカード | ・総合的な語彙力がつき、知らない単語であっても意味を推測できるようになる ・記憶力の底上げにつながり、ほかの分野の学習への恩恵も大きい |
洋画や海外ドラマ | ・リアルな会話や自然な言い回しを通じて、実践的な英語表現を学ぶことができる ・一般に市販されている教材ではない、生のネイティブの英語を理解できる |
多読 | ・要点をしぼって、内容を理解する力がつく ・英文を読むうえでの最高速度が上がる |
精読 | ・文章から内容を正確に理解できるようになる ・文を句構造でとらえて、その文法構造を解析する力がつく ・自分で文法的に正確な文を組み立てて、正確なライティングができるようになる |
英語で日記 | ・「自分の思っていること」を英語で表現する力がつく ・表現のバリエーションが増える |
2.【スピーキング力向上に大きな効果がある】シャドーイング
シャドーイングとは、音声を聞きながら数秒遅れて聞こえたままの英語を口から発声するトレーニングです。「影のようについていく」というところからシャドーイングという名前が付けられています。
得られる効果
・ネイティブのナチュラルなスピードでも聞き取れる
・リエゾンなど音声の変化にも対応できる
・ネイティブらしい発音で英語を話せる
多くの英語学習者が一度は耳にしたことがあるであろう、英語トレーニング「シャドーイング」。有名であるのは、リスニング力だけでなくスピーキング力の向上にも効果があり、総合的な英会話力に大きな効果があるためです。
まず、シャドーイングは聞こえた音声をすぐにそのまま口に出すため、スピーカーの話すスピードに合わせていく必要があります。レベルによって再生速度は調整してもかまいませんが、継続していくことで最終的にはネイティブスピーカーの話す自然なスピードにもついていけるようになります。
また、シャドーイングをすることによってリエゾン(音と音が繋がり変化すること)など、ネイティブスピーカーが自然と行う発音も聞き取れるようになります。リエゾンとは、例えば、a lot ofが「アロットオブ」ではなく「アロロブ」のように、文字通りの発音から変化することを言います。このようなネイティブならではの発音の変化を聞き取れるようになるためには、リスニングとスピーキングの両方を行うシャドーイングがとても効果的です。
ただし、上記のような成果を得るためには、シャドーイングは正しい方法で取り組むことが重要です。聞こえた音声についていくことを強く意識するあまり、正しい発音を聞かず、早口で発声しているだけになってしまう人が多くいます。
正しいやり方で継続していけば着実に英会話力UPにつなげられるトレーニングですので、下記の記事も合わせてお読みください。
やり方
①スクリプトが確認できる英語音声を準備します。
②シャドーイングをする前にスクリプトを読み、内容を理解します。これにより「ただついていくだけ」のシャドーイングを避けることができます。
③音声を聞きながら単語やフレーズ、発音をチェックします。
④音声を聞きながら同時に文章を音読します。
⑤ここまで来て初めてシャドーイングをします。テキストは見ずに音声をよく聞いて細部まで真似るように発音します。シャドーイングは録音しておきましょう。
⑥録音を聞きなおして、自己採点をします。やりっぱなしにせずに自分の発音に向き合い、うまく発音できているところ、聞こえた発音と違うところなどを振り返ることで、ネイティブに近い発音に近づいていきます。
おすすめ教材:ネット
・CNN 10
出典:CNN
CNN 10は、以前はCNN Student Newsと呼ばれており、現地の中、高校生向けに10分間のニュースを配信しているサイトです。
すべての動画が10分間で制作されているので「毎日10分シャドーイング」と決めると習慣づけやすくおすすめです。また、再生速度も調整できるので、自分に合ったスピードでシャドーイングに取り組めます。
スクリプトは別ページに用意されており、やや見つけづらいのが注意点です。
CNNのフッターの一番下のTranscriptionsをクリックし、CNN 10 をクリックするとスクリプトにありつけます。
・VOA ( Voice of America)
出典:VOA
VOA は、短いニュースクリップに音声とスクリプトが付いており、シャドウイングに最適です。また、英語学習者向けにカスタマイズされたニュースですので、ニュースの途中にキーワードや単語の意味なども紹介してくれます。完全テロップ付きで、初級者・中級者にとってもとっかかりやすい内容になっています。
また、「Let’s learn English」という無料の学習サービスも提供しており、シチュエーションべースで会話表現やその表現に含まれる文法構造などについて丁寧に解説してくれています。こちらもビギナー向けに制作されているので、英語学習を始めたばかりの学習者にとっては最適なサイトです。
おすすめ教材:本
・シャドーイング超入門(コスモピア)
「シャドーイング超入門」(コスモピア)は、英語初心者向けに特化したシャドーイング教材です。短くて簡単な文が多く、音声とスクリプトが付いているので、自分のペースで練習できます。シャドーイングの基本から始められ、段階的に難易度が上がるため、無理なく継続的に学習可能です。さらに、正しい発音やリズムの習得に役立つため、初級者がリスニング力とスピーキング力を同時に向上させるのに最適です。
中級者以上はネイティブの生素材に近いものがおすすめです。
・資格試験の過去問
中級者以上の英語学習者には、「英語ニュース」や「TOEICリスニング問題」、英検2級以上のリスニング素材が最適です。これらの教材は、実際のネイティブスピーカーの音声に近いため、リアルなリスニング環境を提供します。音声とスクリプトが付いており、詳細な内容理解を助けます。特に、ニュース素材は時事問題に触れられ、TOEICや英検の問題は試験対策にも効果的。リスニング力を高め、実践的な英語力を養うことができます。
3.【会話でスラスラ文章を作りたい人は】リプロダクション
リプロダクションは聞こえた英語を記憶し、自分で文章を組み立てて再現するトレーニングです。
シャドーイングと似たトレーニング方法ですが、すぐに口に出すのではなく、文章を記憶し自分の頭の中で文章を再構築し発生する点がシャドーイングと異なります。
伸ばせるスキル
・聞こえた英語の内容を深く理解できる
・短時間で正しい文法の英文を作成できる
「英語を英語のまま記憶する」というのはやってみると実感しますが、かなり負荷の高い作業です。
単語をただ聞き取っているだけでは意味としてつながらず、リプロダクションができなくなります。そのため、耳で音を聞き取れるだけでなく内容をしっかりと理解する意識を持って英語を聞くようになるので、なんとなくしか英語を聞き取れていない、英語を聞いて瞬時に内容が理解できないという課題がある方におすすめのトレーニングです。
また、リプロダクションはシャドーイングと異なり、自分で文章を組み立てる必要があり、会話でも文法を正しく使えるスキルがないと、文章の途中で止まってしまいます。そのため、スピーキングだと文法がめちゃくちゃになってしまう、いつも文章の途中で止まってしまうという方にも効果が高いトレーニングです。
やり方
①シャドーイングと同じように、スクリプトが確認できる音源を準備します。
②一文を聞き終えたところで、音源を止め、記憶した英語となるべく忠実な英文を頭の中で作り発声し、録音します。
③録音した音声とスクリプトを照らし合わせ、正しい英文が発声できていたか確認します。
英語を全く覚えられないという人は、②の前にスクリプトに目を通して事前に内容を理解しておきましょう。この時、英文を覚えきってしまうとリプロダクションの効果が半減してしまうので、なんとなくこんな話、程度に抑えておくのがポイントです。
慣れてきたら、1文でなく、2文、3文と記憶する量を増やしたり、リプロダクションする際に「え~、あ~」などのフィラーが入っていないか、長い間がないかなど、流暢さを上げる意識を持つことでトレーニングの負荷を上げることができます。
おすすめ教材
・英検公式サイト
英検公式サイトでは、各級の過去問題が無料で公開されており、リスニングのスクリプトや音源は誰でもアクセスできるようになっているため、自分のレベルに合った問題を入手できます。これらの問題は段落構成がしっかりしており、リプロダクション練習に最適です。問題と解答を使って、文章の要点をまとめるスキルを効率的に磨くことができます。
・英字ニュースサイト
また、中級者以上の英語学習者には、「The Japan Times」や「The New York Times」などの英字ニュースサイトがリプロダクションに最適です。トップ記事には音声版が付いてるので、実際にスクリプトを確認しながら練習することができます。また、これらの新聞は、時事問題を詳細に報道しており、複雑な構成の文章が多いのが特徴です。記事を読んで自分の言葉で要約することで、内容理解と表現力を向上させることができます。
The Japan Times はこちら
The New York Times はこちら
・オンラインチェッカーのおすすめ:Quillbot など
また、実際に自分がアウトプットした文章をオンライン上で添削することもできます。たとえば、文章の添削・校正に優れた無料のサービスとして「Quillbot」があります。文法やスタイルの修正提案を提供し、書き直した文章の質を向上させるのに役立ちます。初心者から上級者まで利用でき、リプロダクション練習後の自己評価と改善に効果的です。
Quillbot はこちらから
4.【英語の細部まで耳でしっかり聞き取る】ディクテーション
ディクテーションは、聞こえた英語を一字一句書き起こすトレーニングです。
伸ばせるスキル
・英語を細部まで聞き取れる
ディクテーションで聞こえた英語を書き起こすことで、自分のリスニング力を可視化することができます。これによって、聞き取れていなかった部分が明確になり、より細部まで聞き取ろうとする意識を高めることができます。
そのため、ディクテーションは、なんとなく聞けているけれど聞き落とすところがある、聞こえた英語を誤って理解してしまうことが多い人におすすめのトレーニングです。
やり方
①まずネイティブスピーカーの音声を注意深く聞き、全体を把握します。
②その後、できるだけ正確に文や文章を書き起こします。
③そして、書き起こしたテキストとオリジナルを比較し、間違いを修正します。
④細かい表現や文法の理解、音の変化や崩れなど、聞き取れなかった原因を追求します。
⑥音の変化や崩れを真似して音読トレーニングを行います。
▼ ディクテーションの詳しい取り組み方は下記の記事をご参照下さい。
おすすめ教材
・「速読速聴・英単語」シリーズ
松本茂 監修『速読速聴・英単語』シリーズ Z-KAI 出版
「速読速聴・英単語」シリーズは、語彙力を強化しながらディクテーション練習ができる教材です。音声付きで、実際の使用例を通じて単語の意味と用法を学ぶことができます。短いフレーズやセンテンスを聞き取り、書き取ることで、語彙力とリスニング力を同時に向上させることができます。
5.【聞こえた英語を瞬時に理解したい人は】サイトトランスレーション
サイトトランスレーション( sight translation )は「サイトラ」と呼ばれる同時通訳者が利用するトレーニング方法の一つで、英文を意味のまとまりごとに、文の頭から読んで瞬間的に日本語に訳していくトレーニングです。
伸ばせるスキル
・英語を英語の語順で理解できる
・瞬時に英語の内容を理解できる
サイトラは、意味のかたまりごとに前から訳していくトレーニングのため、返り読み(一度最後まで聞いてそこから日本語に直して理解する)をせずに英語の語順のまま理解するスキルを鍛えることができます。
例えば、
The innovative solution that our R&D team has developed aims to streamline our production process and reduce costs significantly.(研究開発チームが開発した革新的なソリューションは、生産プロセスを合理化し、コストを大幅に削減することを目的としています。)
という文章は、サイトラでは
「革新的なソリューションは/研究開発チームが開発しました/その目的は生産プロセスの合理化と/コストの大幅な削減です」というように、英語の語順のまま訳します。
このように英語で聞こえたままに理解する練習ができるので、英語を日本語に直してしまうので理解が遅い、聞き取る量が多くなると内容が分からなくなってしまうと感じている人におすすめです。
やり方
①まず、自分のレベルに合った読みやすいテキストを選びましょう。
②文のまとまりごとに音読し、その部分を素早く日本語に訳します。
「英語→日本語」のいずれも、声に出してしっかりと行います。
③同じテキストを繰り返し行うのがポイントです。
1回目はゆっくりでも、回数を重ねると本当の同時通訳者のように速く訳せるようになってきます。
④サイトラ上級者は、フレーズごとにボイスレコーダーに録音し、それを聴きながら日本語に訳していきましょう。
同時通訳のスキルがグンとアップします。
⑤また、言語を入れ替えて「日本語→英語」のトレーニングをすることで、プロ同等のスキルが修得できます。
サイトラの効用は、目で行えばリーディング力(速精読)、ボイスレコーダーを活用すればリスニングやスピーキング力の向上もかなり期待できます。
同時通訳者になったつもりで楽しみながらトレーニングしましょう!
おすすめ教材
・英検の2級〜1級の長文問題
英検の長文はレベル別に分かれており、自分の英語力に合った内容を選べます。
短いフレーズごとに訳す練習(サイトラ)がしやすい長さで、また科学、自然、社会、政治など幅広い分野の英文を含んでいるため、世界情勢の理解を深めるのにも役立ちます。
2級では学校英語をベースに、1級では英字新聞同等レベルの素材が出題されますので、段階的に英語力を向上させる、という点でも有益な教材です。
・好きな映画の字幕スクリプト
映画の字幕スクリプトを使うと、興味のある内容で学習できます。自然な会話表現が多く、フレーズごとに訳すことで実践的な英語力が身につくでしょう。ストーリーを楽しみながらサイトレに励むことで継続的に学習することができるでしょう。
下記のようなサイトで、洋画の字幕スクリプトを読むことができます。
IMSDb(The Internet Movie Script Database)はこちら
また、学習教材には登場しない英語の表現もありますので、ネイティブと自然なやりとりをできるようになりたい人には身近で使いやすい教材になりえるでしょう。
週刊ST(The Japan Times ST)は、日本人英語学習者向けの短い英文で構成されている英字新聞で、初級から中級レベルに最適です。簡単な英語で時事ネタを扱い、語彙リストや解説が付いて学習をサポートしてくれます。
毎週発行され、多彩なコンテンツで継続学習に役立つだけではなく、英字新聞は最新の時事ネタを学べ、ニュースを通して実践的かつアップトゥデイトな英語が学べます。
6.【英語を英語で理解できるようになる】スラッシュリーディング
スラッシュリーディングは、英文を意味のかたまりごとにスラッシュで区切り、英文のまま訳さずに理解していくトレーニング方法です。
意味のかたまりごとに区切るのはサイトラと同じですが
・スラッシュリーディング→訳さずに英語のまま理解する
・サイトラ→日本語に訳して理解する
という点が異なり、伸ばせるスキルも変わってきます。
伸ばせるスキル
・文脈を捉え次に来る語句が予想できるようになる
・英語を英語のまま理解できる
スラッシュリーディングに取り組むことで、英語の意味のかたまりを意識できるようになります。文をかたまりで分けることで、一回に把握する情報量が減り、「英語→日本語」と、頭の中で訳出することなく理解ができるようになります。また、スラッシュで区切ることで、英語特有の情報の出し方についても体得することができます。「….きっと次は《場所》に関する情報がきて、次は《日にち》の情報がきて…」というように英文を構造的にとらえ推測する力がつくでしょう。
英文を前から理解していくので、リスニング力向上にもつながります。特に、頭の中で「英語→日本語→英語」という癖がついてしまっている人に効果的です。登場人物、場面、時代などを映像化しながら英語を理解していきましょう。
やり方
①英文をスラッシュで区切りながら、前から理解していきます。
②日本語に訳す必要はなく、部分ごとに映像化して頭の中で理解しましょう。テキストが難しいものを選んでしまっている場合は、最初に日本語訳を一読するしておくとスムーズです。
③同じ英文を繰り返し読み込みます。フレーズごとのまとまりを意識しながら音読しましょう。
おすすめ教材
登場人物や場面がしっかりと描かれている小説
・J.K Rowling “Harry Potter” シリーズ
スラッシュリーディングでは、登場人物や場面が明確に描かれている小説が最適です。物語の流れを追いやすく、ストーリーの理解が容易です。また、文学作品では様々な表現や言い回しが用いられるため、語彙や表現力の向上にも貢献します。
日本人英語学習者におすすめの英語小説は、「Harry Potter」シリーズや「The Catcher in the Rye」などです。これらの作品は比較的易しい英語で書かれており、ストーリーも魅力的で読みやすいです。また、日本でも馴染みのある作品やテーマが多いため、理解しやすく楽しめます。挑戦しつつも挫折しにくいレベルの作品ですので、英語の読書を始める初心者にも最適です。
・英語ニュースや英字新聞
英語ニュースや英字新聞は、短い記事が多く、要点が明確にまとめられています。スラッシュリーディングに最適な素材であり、短時間で効率的に情報を吸収できます。時事問題に触れながら、リーディングスキルの向上にも役立ちます。
・英検やTOEICの長文
吉村聡宏著 『最短合格! 英検準1級 リーディング問題完全制覇』 (最短合格! 完全制覇シリーズ)
英検やTOEICの長文問題は、段落構成が明確で、情報の整理がしやすい特徴があります。スラッシュリーディングでは、これらの問題を効果的に活用し、リーディングスピードと理解力を高めることができます。また、実践的な英語能力の向上にも貢献します。
7.【英語のイントネーションに慣れよう】英語聞き流し(多聴)
英語の聞き流しは、深いことは考えず、とにかくひたすら聞く、という学習法です。テレビやラジオを流しておく、といったハードルの低い学習法で日常の一部として学習を継続することができます。
伸ばせるスキル
・ネイティブスピーカー特有のテンポや間の取り方に慣れることができる
・表現や言い回しをフレーズ単位で音声的に体得できる
もちろん、英語の知識が十分であるからといって、実際の会話についていけるわけではありません。日本語話者と英語話者とでは、その会話の方法が大きく異なる点がいくつもあります。
文と文のどこにポーズを入れるか、どの表現を強く発音するのか、あるいは弱く発音するか、英語特有の会話の組み方に音声的に慣れることで、リスニングだけではなくスピーキング力の向上にもつながります。
「ただ聞くだけで本当に効果があるの?」という半信半疑の方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、多聴だけに頼って英語力を向上させることは難しいですが、英語を「日常」につなげていくうえで、重要な学習法の1つです。
やり方
①まず、興味のあるトピックやジャンルの英語コンテンツを選択します。
ポッドキャスト、オーディオブック、ラジオ番組、またはYouTubeの動画で良いです。
②日常的な活動中や移動中など、自分に合った時間にこれらのコンテンツを聞き流します。
長時間の聞き流しではなく、毎日短い時間でも効果があります。
ただの聞き流しでも良いですが、余裕のある時はテキストを読みながら聞きましょう。
単語やフレーズの理解が深まり、リスニングとリーディングの速読スキルが同時に向上します。
③聞いた内容についてメモを取ったり、後で話し合ったりしましょう。
リテリングトレーニング(聞いた話を伝える練習)は英会話力をグンと引き上げます。
話す相手がいない場合は独り言でもいいでのです。まずはインプットからアウトプットにつなげていくことが重要です。
④継続が大切です。
毎日少しずつ聞き流しを行い、自信を持って英会話に臨めるようにしましょう。
おすすめ教材
・Podcast (Ted Talk Daily や バイリンガルニュースなど)
英語聞き流しには、Podcastが非常に適しています。Ted Talk Daily やバイリンガルニュースなどのPodcastは、様々なトピックを取り上げており、リスニング力を向上させるのに役立ちます。また、話者の発音やスピーチスタイルを聞き取ることで、リアルな英語の使用法を学習するだけではなく、英語スピーチやプレゼンで役に立つビジネス的な表現に狙いを定めて学ぶことができます。推奨チャンネルは、「TED Talks Daily」と「Bilingual News Podcast」です。
TED Talks Daily はこちら
Bilingual News Podcast はこちら
・YouTube 英語聞き流しシリーズ
YouTubeには、英語の聞き流し動画が豊富にあります。特に、英語学習に特化したチャンネルや英語のニュースチャンネルは、リスニングスキルを鍛えるのに最適です。動画の字幕機能を活用することで、聞き取りやすさを補うことができます。おすすめのチャンネルには、「BBC Learning English」や「VOA Learning English」があります。
8.【語彙力を効率的に向上させよう】フラッシュカード
フラッシュカードは、単語やフレーズを覚える際に効果的なツールです。一般的な会話で使う表現をまとめたり、自分が専門的に扱う分野の表現をまとめたり、とジャンル別に単語やフレーズをまとめることで効率的に学習を進めていくことができます。
伸ばせるスキル
・総合的な語彙力がつき、知らない単語であっても意味を推測できるようになる
・記憶力の底上げにつながり、ほかの分野の学習への恩恵も大きい
もちろん、語彙力です。ただし、一口に「語彙力」といっても伸びるスキルは様々です。
基本的な語彙の量に加えて、接頭辞や接尾辞から未知の語彙を推測する力、単語を一目見ただけで、その正しい発音やアクセントを推測する力 などなど… 語彙に対する総合的な力が伸びていきます。
また、フラッシュカードは記憶力を鍛える、という点で英語学習の能率を根本的に向上させることが期待できます。最初は短いスパンで繰り返し確認し、ある程度覚えてきたら、その頻度を落として定着に落とし込む、という短期記憶→長期記憶の典型的なプロセスを踏むのがフラッシュカードの最大の特徴です!
やり方
①フラッシュカードアプリを選んで、単語やフレーズを覚えます。
自分で用意したカードには具体的な例文やイメージを加えましょう。
③定期的な復習が重要。日常の空き時間を使って復習します。
④カードをカテゴリーごとに整理し、新しいカードを追加していきましょう。
⑤実践的な文を作成したり、会話で使う練習をしましょう。
⑥写真とセットにしたフラッシュカードは英会話力向上に効果的です。
写真を見ながら、英語で説明するトレーニングを行いましょう。
おすすめ教材
・アプリ 「単語帳メーカー」
無料で使える単語帳アプリ「単語帳メーカー」は、英単語や試験勉強に最適です。自分で単語帳を作成し、登録・暗記・復習が簡単です。画像やコメントも設定可能で、授業や幼児教育にも活用できます。
また、パソコンとの連携やデッキの共有機能も充実しているため、仕事の合間のちょっとした時間や休憩中などの時間に最適な学習アプリです。
・アプリ 「モノグサ(Monoxer)解いて憶える記憶アプリ」
「モノグサ」はAIを活用した学習アプリで、ユーザーの学習進捗や理解度に基づいて最適な学習プランを提供します。
主な機能には、問題演習や暗記カードといった基本的な単語帳の機能に加えて、学習者個人の習熟度や忘却度に応じた問題の難易度調整、本番までの残りの日数と学習者個人の特性を加味して逆算的に自動作成される学習スケジュール、学習履歴の管理などが含まれます。
これにより、個人にカスタマイズされた効率的かつ網羅的な単語学習が可能になります。また、綿密なスケジュール算定ができるため、受験生や資格取得を目指す人にお勧めのアプリです。
9.【本場のコミュニケーションを目と耳から吸収】洋画や海外ドラマ
洋画やドラマを学習に活用することは、英語のリスニング力や会話スキルを向上させる効果的な方法です。
伸ばせるスキル
・リアルな会話や自然な言い回しを通じて、実践的な英語表現を学ぶことができる
・一般に市販されている教材ではない、生のネイティブの英語を理解できる
色んな単語表現を知っていたからといって、それをいつ・どのような場面で使うのかを知らなければ、宝の持ち腐れです。洋画やドラマのいいところは、それらを映像から学習できること。自分の知っているフレーズが実際の会話ではどのようなトーンで使われているのか、また、どんな表情をしているのか、といった実践的な角度から学習を進めていくことができます。
そして1番の特徴がその豊富なコンテンツ! 映画にしてもドラマにしても、選ぶに選びきれないほどの多種多様なコンテンツがあり、自分の興味に合わせて、その学習ソースを選ぶことができます。
いわゆる「学習感」の少ない学習方法ですので、英語への苦手意識がある方でも取り掛かりやすい学習法の1つです。
やり方
①おすすめは、自分のお気に入りの映画やドラマを繰り返しみて、完コピすることです。
特に、CDではわからない話者の表情や身振り手振り、口の動きまで一体で完全コピーしま しょう。
ネイティブライクなスピーキング力向上にとても効果があります。
②また、映像を通して文脈を理解することで、単語やフレーズの意味や使い方をより深く理解 できます。
自分の将来のキャリアが明確な場合は、その分野の映画やドラマを活用しましょう。
教育分野であれば学校や教育系のもの、ビジネス分野であればビジネス系のもの、など将来 のキャリアに合わせて学習するとコンテンツも学ぶことができるので効果倍増です!
おすすめ教材
・Friends (フレンズ):男女6人共同生活を描いたシチュエーション・コメディ
シットコム(シチュエーション・コメディ)の形式で、日常生活でよく使う英語表現が満載です。Youtube には ドラマ中で使われている表現をまとめた解説動画もあり、お金をかけずに学習を進めていくことが可能です。
また、個性豊かなキャラクターの性格や話し方に慣れると、リスニングの理解が深まります。Friends の舞台はマンハッタン。アメリカの文化や生活習慣を知ることができ、英語圏の社会についての理解も深まります。
・The Big Bang Theory (ビッグバン★セオリー):草食系オタク男子と女の子の青春恋愛コメディ
エミー賞やゴールデングローブ賞などを次々と受賞し、アメリカでも人気の話題作です。テーマが IQ が驚異的に高いオタク男子4人なので、日常で使う英語に加えて、ちょっと難しい英語や表現も併せて学習することができます。
Friends と同様に、コメディ要素が強いため、シェルドンやレナード、ペニーなどの個性的なキャラクターたちと共に楽しく学習を続けられます。彼らとともに英語オタクを目指しましょう!
・Harry Potter Series (ハリー・ポッター シリーズ)
「ハリー・ポッター」シリーズは言わずと知れた世界的な名作です。洗練されたストーリーを通じて、ホグワーツの仲間たちと一緒に、魔法のように英語学習を進めていくことができます。
また、「ハリー・ポッター」シリーズで用いられる英語は生粋のブリティッシュ・イングリッシュ。イギリスイティブスピーカーの発音やイントネーションに触れることで、英語の音に慣れることができます。さらに、ハリー・ポッターの物語にはイギリスの文化や習慣が多く含まれており、アメリカ英語圏とはまた雰囲気が異なります。様々な英語圏の文化について知っておくことは、今後の英語学習を進めていくうえで、必要不可欠です。
ハリー・ポッターは世界中で愛されているため、共通の話題として英語話者とのコミュニケーションにも役立ちます。好きなキャラクターやシーンについて話すことで、英語での会話力も向上します。
ハリー・ポッターの魔法の世界で、あなたも楽しく英語を学びましょう!
10.【英語を英語で読んで理解する】多読
「多読」は、リーディング力を伸ばすための効果的な学習方法で、大量の読書を通じて、単語や表現の理解を深め、読解力が飛躍的に向上します。
伸ばせるスキル
・要点をしぼって、内容を理解する力がつく
・英文を読むうえでの最高速度が上がる
特定の分野についてのみの読書ではなく、広い分野の本を読んでいくことで、様々な分野で使われている特有の英語表現も、網羅的に学習することができます。また、多読のポイントは質より量です。細かい意味まで理解する必要はなく、ざっと内容の雰囲気をつかめればOK。スピードを意識して、左から右の一方通行で戻ることないように意識しましょう。
また、もう一つのポイントは「最高速度」です。実際、英語に限らず、「何かを読む」という場面では、重要な内容が書かれている部分は、スピードを落としてゆっくりと、一方で、あまり重要ではないポイントはスピードを上げってさっと読みますよね。
この多読では、あまり重要ではない箇所を読む際の最高速度をどんどん上げていくことができます。実際の場面において、より効率的な読み方を習得するうえで欠かせない学習法です。
やり方
①素材選び:英語が難しすぎるものを選んでしまうと、読むスピードが落ちたり、動機が下がる原因になります。「少し易しすぎる」くらいの英語レベルの読み物を、スピード感を持って読み進めていきましょう。
適切な素材を見つけることができると、「早く読み進めたい!」と感じるようになります。
多読を主軸に英語力を上げる場合は、1日30分〜1時間以上はリーディングに時間を使いましょう。
②できる限り静かな環境で、集中力を維持しながら、想像力を働かせながら読み進めるのがポイントです。
おすすめ教材
・Oxford Bookworms Library
Oxford Bookworms Libraryは、英語学習者向けの多読用シリーズです。初心者から上級者まで、全レベルに対応する豊富なラインナップで、英語力向上をサポートします。
このシリーズは、クラシック、ミステリー、SF、ノンフィクションなど、多彩なジャンルを取り揃えています。興味を引くストーリーで楽しみながら英語を学ぶことができるので、各レベルに合わせたステージ分けにより、無理なく次のレベルへ進むことができます。
各本には読解力を深めるクイズや理解度チェックのテストが含まれているので、オーディオブックも多くのタイトルで利用可能です。プロフェッショナルな朗読を聞きながら読むことで、多読と併せて発音やリスニングスキルを強化できます。
Oxford Bookworms Library はこちらから
・Pearson English Readers
Pearson English Readers は、英語学習者のために特別に設計された多読シリーズです。初心者から上級者まで、すべてのレベルに対応する幅広いラインナップが揃っており、楽しく効果的に英語力を向上させることができます。
基本的なクラシック文学に加えて、現代のベストセラー作品や映画のノベライズなど、より幅広い分野のコンテンツを扱っているのが特徴です。また、各コンテンツのレベル分けは CEFR に基づいているため、自分のレベルに見合った最適な作品を選んで学習することが可能です。
Pearson English Readers はこちらから
11.【文構造をしっかりと捉え、正確に情報を理解する】精読
「精読」は、リーディング力を伸ばすための効果的な学習方法です。「文構造をしっかりと捉え、正確に情報を理解する」ことに重きが置かれた「多読」と反対の性質をもつ学習です。
伸ばせるスキル
・文章から内容を正確に理解できるようになる
・文を句構造でとらえて、その文法構造を解析する力がつく
・自分で文法的に正確な文を組み立てて、正確なライティングができるようになる
スピードが重視された「多読」でしたが、「精読」ではスピードは重要視されません。1つ1つのセンテンス、フレーズを正確にとらえて、理解すること力が必然とつきます。
また、正確に文意を捉えるうえで必要なのが、文法知識。その文はどんな構造しているのか、という点から解析していくことで、正確な文法知識が身に付きます。正確な文法知識はもちろんライティングの場面でも役立つことは言うまでもありません。
読む力・書く力というインプット・アウトプット双方の力につながるのがこの「精読」なのです。
やり方
①まず最初に、読む文章の文脈を把握します。
②次に、キーワードを抽出します。
文章全体をざっと目を通し、重要なキーワードやフレーズを見つけます。
③文章をゆっくり読み、主題文、各文の意味と役割を把握します。
もし、不明な単語やフレーズは推測し、確認のために辞書や日本語訳で調べましょう。
また、文法や文構造の確認も行いましょう。
④メモを取ります。重要なポイントや理解しづらい部分については、メモを取りながら読んでいきます。段落ごとに要約しましょう。
⑤繰り返し読みましょう。精読は一度の読解では完了しません。複数回繰り返し読むことで、理解が深まります。特に理解が難しい部分や新しい語彙がある場合は、何度も読んで頭に定着させましょう。
⑥自分の言葉で説明してみましょう。書いても話しても良いです。最後に、読んだ内容を自分の言葉で説明する練習を行いましょう。これによって、さらに自分の理解度を確認できます。
おすすめの学習教材(資格試験)
・TOEICの長文問題
精読に向いているTOEICの問題タイプは、主にリーディングセクションのPart 7です。このセクションは、複数の長文を読んで質問に答える形式で構成されています。
TOEIC Part 7: Reading Comprehensionは、長文読解問題で、記事、広告、メール、レポートなど多様なテキストが出題されます。詳細な内容理解が求められるため、精読力を高めるのに最適です。文章構成や語彙力の向上にも役立ちます。
おすすめの学習教材(新聞)
・The New York Times
The New York Timesは、国際ニュース、ビジネス、文化、科学など多様なトピックを扱うため、英語学習者に強くおすすめです。この新聞は文法的に正確で洗練された英語を使用しており、精読力を向上させるのに最適です。さらに、デジタル版にはインタラクティブなコンテンツや音声付き記事もあり、多角的に学習できます。
・The Guardian
The Guardianは、グローバルな視点でニュースを提供するため、英語学習に最適です。イギリスの新聞ですが、国際的なニュースカバレッジが充実しています。記事は明瞭で理解しやすい英語で書かれており、語彙力と読解力の向上に役立ちます。また、意見やエッセイも豊富で、異なる視点を理解するのに役立ちます。
・The Economist
The Economistは、経済と政治に関心がある人に特に適しています。ビジネスや経済、政治に関する深い分析記事が多く掲載されており、上級者向けの精読に最適です。複雑な構文や専門用語が多く含まれており、読むことで高度な英語力を養うことができます。週刊誌形式のため、定期的に読むことで継続的な学習が可能です。
おすすめの教材(洋書)
・”English Grammar in Use” by Raymond Murphy
中級者向けの文法書で、詳しい解説と豊富な練習問題が特徴。例文が豊富で、文法の理解と定着を助け、精読力を向上させるのに最適です。
・”Advanced Reading Power” by Beatrice S. Mikulecky and Linda Jeffries
リーディングスキル強化に特化した教材で、精読、速読、推測、スキミングなど多様な読解技術を訓練することができます。多彩なトピックと実践的な問題で精読力を向上させましょう。
・”The Norton Anthology of English Literature”
英文学の名作を集めたアンソロジーで、深い内容と高い文学性が特徴。精読を通じて語彙力と読解力を高めつつ、文化的背景理解にも役立つ本です。
12.【英語表現を幅を広げる】英語で日記をつける
英語で日記をつけることは、ライティング力、文法力、そして語彙力を伸ばすのに効果的な方法です。毎日少なくとも数分間、日記を書く時間を確保しましょう。
伸ばせるスキル
・「自分の思っていること」を英語で表現する力がつく
・表現のバリエーションが増える
この記事を読んでいる方の中には、実際に毎日日記をつけている方もいるでしょう。実は英語で日記を書く、というのも立派な学習法の1つなのです。
これまでの経験の中で伝えたいことがあるのに、伝え方が分からず、会話に入れない、という経験はありませんでしたか。スピーキングの場面では表現のスピード感が重要ですが、日記であればゆっくりと時間をかけてアウトプットすることができます。
また、毎日内容が変わるのも日記の特徴。似たような出来事であっても、単調な表現にならないよう、色んな表現を使って文章を書くことで、バリエーションが一気に拡幅します。
また、教材も特に用意する必要がありません。
日々の中でのちょっとした出来事や自分の思いが立派な教材になるのです。ぜひ、今日からでも初めていきましょう!
やり方
①書く前にその日の出来事や感情を思い出しましょう。
②適切な表現を使って自分の思考や感情を英語で表現します。
③文法や語彙に注意しながら自然な文章を作ります。
④オンラインチェッカーなどで、文法や表現をチェックし、修正する。
⑤トピックの難易度を段階的に上げましょう(例:日常→学校・仕事→時事ネタ)
⑥語彙や文法、文型を上級なものへ変化させましょう(中学英語→高校英語へ)
⑦パソコンで日記をタイピングし、Chat GPTなどにパラフレーズや修正を依頼しましょう。
⑧必ず音読して締めくくりましょう。
おすすめ教材
・オンラインチェッカーやパラフレーザー( Quilbot / ChatGPT)
日記を書く際に、正確な文法や適切な表現を使いたい場合、オンラインチェッカーやパラフレーザーが役立ちます。文章を入力すると、自動的に文法の修正や同義語の提案をしてくれるため、自己表現の幅を広げるのに役立ちます。
・初級者の方は、翻訳サイト(Deepl)
英語の日記を書くのが初めての場合、翻訳サイトを活用すると効果的です。日本語で思いついた内容を簡単に英語に翻訳してくれるため、表現の参考になります。また、翻訳サイトを使うことで、英語の構文や表現に慣れることができます。
<h2>まとめ</h2>
いかがだったでしょうか。
英会話トレーニングは、様々な方法があります。
最後に、よくある「間違ったトレーニング方法や考え方」を紹介します。
×とにかく場数を踏む!オンライン英会話などをとにかく予約しまくる。
×学習素材の選び方が間違っている(易しすぎる、難しすぎる)。
×学習素材ばかり揃えて、活用できていない。
×声や耳を使わずに、目だけで英語学習している。
×語彙や文法などの基礎英語力だけ学習している。
×英語でプレゼンできるようにする、ネイティブと20分フリー会話できるようにする、など具体的は目標がない
×継続しない
上記で紹介したトレーニング方法を試して、「これだ!」と思う方法があれば、まずは1ヶ月毎日続けてみましょう。
劇的な変化を感じられるはずです!
ぜひ皆様の実践的英会話力、総合的英語力がアップすることを願っています!
最後までお読みいただきありがとうございました!
Writer
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