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転職に有利な英語資格10選!グローバル時代の転職ガイド

2024.05.13

update 2024.05.13

グローバル化が進む現代において、転職市場で求められるスキルの中でも特に重要視されるのが英語力です。

しかし、どの英語資格が転職に最も有利なのかは、志望する業界や職種によって異なるのが一般的です。

この記事では、現代の転職において有利な英語資格を10種類紹介し、各資格がどのような職種に適しているか、その詳細を解説します。

さらに、資格だけではなく現場で実践的な英語力が求められる場面も多いため、取得後のスキル維持や向上の重要性についても触れています。

TOEICやIELTS、英検など、国際的なビジネスシーンで即戦力となる資格から、特定の専門職向けの資格まで幅広くカバーしていますので、ぜひ参考にしてください。

目次

1. 転職に有利な英語資格10 選

転職を考えている方々にとって、英語資格は大きなアドバンテージとなるのは間違いありません。

ここでは、転職に有利な英語資格を10種類選び、各資格の特徴と転職市場での活用方法について詳しく解説します。

1.1 【圧倒的な認知度を誇るマストで抑えたい資格】TOEIC

日程年間約12回(年度によって変動あり)
受験料(税込)7,810円
合格基準合否判定なし・10~990点で評価
テスト形式リスニング・リーディング

参照:一般財団法人・国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEICは一般財団法人・国際ビジネスコミュニケーション協会が実施する、ビジネスシーンにおける英語コミュニケーション能力を測定するための試験です。

企業によっては新卒採用のときにTOEICスコアを基準にしていることがあるので、ビジネスパーソンが英語力を証明する最も一般的な資格と言えるでしょう。

海外部門や外資系企業への転職を考えている方にとって、TOEICスコアはその英語力を証明する手段として重要です。

高いスコアを持っていれば書類選考を通過しやすくなり、面接時においても自身の英語能力を客観的にアピールすることが可能だからです。

TOEICには合否判定がないため、日本企業の国際部門であれば700点以上外資系企業であれば800点以上を目安にチャレンジすればいいでしょう。

1.2【英語4技能の証明に最適】英検

日程年3回
受験料(税込)1級:11,800円・準1級:9,800円 2級:8,400円・準2級:7,900円
合格基準60~70%
テスト形式リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング

参照:公益財団法人・日本英語検定協会

英検(実用英語技能検定)は公益財団法人・日本英語検定協会が実施する、日本で広く認知されている英語能力の検定試験です。

学校によっては中学生から4級を受けさせるところも少なくないので、誰でも知っている知名度の高い検定試験と言えるでしょう。

したがって、海外部門や教育機関への転職を目指す方にとって、英検の資格は英語の総合的な使用能力を証明する有力な手段となります。

英検はリスニング、リーディングに加え、ライティングやスピーキングの試験も含まれており、実際のコミュニケーションで求められる総合的な英語力を測定が可能です。

そのため準1級以上の上位級の合格は、高度な英語運用能力を持つことの証明とされ、国際的なビジネスや教育分野での職務経験が少ない方でも英語能力をアピールできます。

特に学校や教育機関では、教育の質を高めるために英語を教える教員にも高い英語力が求められるため、英検資格はその職に就く際の大きな武器となるでしょう。

1.3【英語でのビジネススキルの証明】日商ビジネス英語検定試験

日程年2回
受験料(税込)6,600円
合格基準合否判定なし・スコア評価のみ
テスト形式記述・英文書作成・英文解釈・分析記述等

参照:日本商工会議所

日商ビジネス英語検定試験は、日本商工会議所が実施するビジネスシーンでの英語使用能力を測る試験です。

この試験は、ビジネス文書の理解や貿易書類作成能力に重点を置かれた検定でしたが、2023年度より刷新され、スピーキングとリスニングの問題も導入されました。

この背景には、ビジネス文書や書類は作れても、ビジネスの現場で相手の話が理解できなかったり、言いたいことが伝えられなかったりするという意見が寄せられたことにあったようです。

そして、判定基準もこれまでの級別の合否から、得点レベルでの評価へと移行し、受験料も6,600円(税込)に統一されました。

したがって、これまでは海外部門や外資系企業の輸出入業務部門の採用に有利に働きましたが、今後は営業・マーケティング部門まで幅広くニーズが高まるでしょう。

1.4【翻訳のプロへの第一歩】ビジネス英語翻訳士

日程年2回
受験料(税込)11,000円
合格基準80%
テスト形式翻訳(正しい文法、文体、ナチュラルな表現力などが問われる)

ビジネス英語翻訳士の資格は、BESビジネス教育学会により認定される資格で、ビジネス上の実務で使える翻訳スキルがあることの証明となります。

当資格の習得により、ビジネス上の表現について広範な知識を持ち、その道のプロとして翻訳業務に取り組めるだけのスキルがあることが認定されます。

企業の海外部門では、こうした翻訳スキルを持つ人材が重宝され、出版社や書店では外国語書籍の選定や顧客対応においてその能力が生かされるでしょう。

また、フリーランスとして個人で翻訳の仕事を請け負う場合でも、ビジネス英語翻訳士の資格は翻訳者としての能力を客観的に示すために役立ちます。

1.5【国際的な案内スキルを証明】全国通訳案内士(ガイド)試験

日程年1回
受験料(税込)11,700円
合格基準70点
テスト形式読解・和訳・外国語訳・外国語作文

参照:日本政府観光局(JNTO)

全国通訳案内士(ガイド)試験は、日本政府観光局(JNTO)が実施しており、観光やビジネスサポートに携わる職種で通訳案内の知識・能力を示せる国家資格です。

資格取得には、単に語学力だけでなく、日本の地理・歴史、さらに産業・経済・政治・文化といった分野まで幅広い知識、教養が要求されます。

そして、この資格を修得することで、民間外交官とも言える国際親善の一翼を担う仕事につくことが可能になります。

したがって、旅行業界や企業の秘書・総務部門などへの転職に有利になるのは間違いありません。

旅行会社では、これらのスキルを生かして多様な顧客のニーズに応えることができ、秘書・総務業務では国際会議や外国人来賓の対応において、その能力が直接的に役立つからです。

全国通訳案内士は、国内外の人々との橋渡し役として、重要な職務を担う資格と言えるでしょう。

1.6【観光業界で活躍するための道を開く】観光英語検定試験

日程年2回(1級は年1回)
受験料(税込)1級:10,000円・2級:5,400円 3級:4,300円
合格基準2級:筆記31/50・リスニング22/40 3級:筆記26/50・リスニング20/40
テスト形式1級:筆記・面接 2級・3級:筆記・リスニング

参照:全国語学ビジネス観光教育協会

観光英語検定試験は全国語学ビジネス観光教育協会によって実施され、旅行会社やホテル・外食産業など、観光関連の職場で必要とされる英語力を認定する資格です。

この資格を取得することで、国内外の観光客に対する対応能力を証明でき、旅行業界を中心とした観光業への転職が有利になります。

試験は観光地の案内や対客サービスで使用される専門的な英語表現を習得することに重点を置いており、実際の業務で直接役立つ内容が評価されます。

特に旅行会社においては、多様な顧客の要望に応えるためのコミュニケーションスキルが求められるため、観光英語検定の取得は転職においてもメリットが大きいでしょう。

1.7【技術分野での英語力を示す】技術英語能力検定(技術英検)

日程年3回
受験料(税込)プロフェッショナル:17,000円 1級:9,000円・2級:6,900円 3級:3,600円
合格基準75%
テスト形式   英語文書作成

参照:一般社団法人・日本能率協会

技術英語能力検定(技術英検)は、一般社団法人・日本能率協会が実施する、工業技術に特化した英語資格です。

この資格習得によって、製造業が盛んな日本企業における研究職・技術職への転職に有利となるでしょう。

例えば、専門的な技術文書、輸出商品の英語取説や仕様書の読解や作成が求められる業務において、その能力のアピールに役立ちます。

特に、技術英検は英語での専門用語の理解だけでなく、それらを用いた具体的な技術説明や問題解決ができる能力を評価するため、研究開発やエンジニアリングの分野で活躍したい方には非常に有利にはたらくでしょう。

1.8【国際的な秘書としてのキャリアを築くなら】CBS(国際秘書)検定

日程年2回
受験料(税込)20,000円
合格基準70%
テスト形式筆記試験・面接

参照:日本秘書検定協会

CBS(国際秘書)検定は、一般社団法人日本秘書協会が実施する、グローバル企業の海外部門や外資系企業での秘書業務に特化した資格です。

この資格所得により国際的なビジネスマナー、多文化間コミュニケーション、専門的な文書管理といった能力を有するオフィスプロとして認知されます。

また、ビジネス会議の準備や国際会議での通訳補助など、実務に直結する技能を身に付けられるため、国際舞台で活躍する秘書への転職活動にとても役立つ資格です。

外資系企業では、このような資格を持つ人材が高く評価される傾向にあるため、CBS検定の取得は転職市場での競争力を高めるでしょう。

1.9【国際機関でのキャリアを目指すなら】国際連合公用英語試験

日程年2回
受験料(税込)特A級:13,200円・A級:11,000円 B級:8,800円・C級:5,500円
合格基準未発表
テスト形式筆記・リスニング・面接

参照:国際連合公用英語試験

国際連合公用英語試験は、公益財団法人日本国際連合協会により実施される資格制度で、外務省が後援しているため国家資格と同等とみなせます。

国連普及活動の一環として実施されており、国連の理念である「国際協力」「国際理解」をコンセプトに「真に役立つグローバル・コミュニケーション能力」の育成を目標としています。

そもそも国連機関では新卒採用のような形態を取っておらず、企業や社会組織で活躍した人に門戸が開かれる特別な職場です。

そのため、国際機関でのキャリアを目指す者にとって、国連英検は重要な資格です。

試験内容は、読解、書き込み、リスニング、スピーキングの各セクションで構成されており、特に国際政治、経済、社会問題に関連するトピックが多く取り上げられます。

合格するには広範な国際知識と高度な英語理解が必要で、国際機関における効果的なコミュニケーション能力を持つことが求められます。

1.10【世界的に認められる英語試験】IELTS

日程毎月4日程度(オンライン版:ほぼ毎日)
受験料(税込)25,380円
合格基準合否判定なし・1.0~9.0のバンドスコア
テスト形式リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング

参照:公益財団法人・日本英語検定協会

IELTS(アイエルツ)は、日本では公益財団法人日本英語検定協会が実施する試験で、留学や移住、国際就労に特化された英語資格です。

ケンブリッジ大学英語検定機構が共同運営しているため、ヨーロッパを中心に知名度の高いテストで、スコアは1.0から9.0までの0.5刻みとなっています。

このIELTSスコアは、世界中の多くの企業や機関において、英語のコミュニケーション能力を証明するための基準とされています。

そのため、海外企業への転職には、IELTSスコアで高得点を獲得することで、大きな効果が期待できるでしょう。

実際の試験は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの四つのセクションで構成されており、実用的な英語使用能力を総合的に評価される制度となっています。

2. なぜ転職で英語の資格を取ると有利なのか?

転職市場での競争が激化する中、英語の資格取得は明らかに有利に働きます。

英語がビジネスの共通語として広く使われる現代では、英語能力を証明する資格は、多くの企業に求められる重要なスキルとなっているからです。

ここでは、そのあたりの事情を掘り下げてみていきましょう。

2.1 英語資格と転職市場の現状

グローバル化が進む中、多くの企業では国際的な取引やコミュニケーションが日常的に求められ、そのための英語能力が必須とされる傾向が高くなっています。

楽天が社内公用語を英語として、国際的なビジネス展開を行っているのは、その顕著な例として挙げられるでしょう。

2019年にTOEICが実施した調査では、下図のように「今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル」として、「英語」と回答した企業が82.6%を占めてトップでした。

出典:一般財団法人ビジネスコミュニケーション協会・英語活用実態調査

また、同調査で「社員に不足している・今後強化する必要がある知識やスキル」としても、「英語」と回答した企業が67.0%を占めてトップだったのです。

このように英語を扱える能力を持った人材は、多くの企業で求められているにもかかわらず、不足しているのが実態であることがわかります。

したがって、転職活動において英語資格を示せることで極めて有利となり、企業のスキル基準を満たしていれば採用される確率が高まるでしょう。

一般的にTOEICやIELTSのような国際的に認知されたテストのスコアは、世界中のさまざまな業界で通用する証明書として利用されています。

このように、競争が激しい転職市場において英語資格は個人の市場価値を高め、より良いキャリアへとつながる重要な鍵となるのです。

2.2 転職先の選択肢が増える

英語の資格を持つことによって、国内のグローバル企業だけでなく、海外の企業へも転職活動の選択肢を広げられます。

英語がビジネスの共通言語として広く認識されているため、英語を流暢に扱えることは、多国籍企業や外資系企業において高く評価されるためです。

さらに、第1章で紹介したように、英語の資格によっては、ITや観光、ホテル・外食産業、教育、出版など、幅広い分野での活躍の場を得られるチャンスが広がります。

このように自分の目的に合った英語の資格を持つことで、より多くの業界や地域での仕事の選択肢が増え、転職の可能性を拡大することができるのです。

2.3 書類選考で通りやすい

英語の資格は転職活動において、最初の壁となる書類選考を通過する際に、非常に有利な要素となります。

この章の始めにみたように、多くの企業がグローバルに業務を展開しているため、英語能力は必須の条件とされることが多いからです。

特に英語を使用するポジションにおいては、高いTOEICスコアなどによる客観的な証明があると、英語によるコミュニケーションスキルを持っていることを示せます。

人事担当者は書類選考の段階で、英語スキルを重視する必要があるポジションの候補者を資格で絞るケースが多いため、転職において資格対策は欠かせません。

このように英語の資格を持っていることで書類選考を通過しやすくなり、面接の機会を得るチャンスが広がるのは間違いありません。

2.4 面接において自己アピールの強い材料となる

英語の資格は、面接時においても強力な自己アピールの材料となります。

転職の際の対応する面接官は、求職者の専門スキルや経験だけでなく、そのコミュニケーション能力を評価することが一般的です。

特に国際的な環境での職務を担う際、英語の流暢さやその使用能力を示す資格は、面接官に対して即戦力であるという強いアピールになります。

実際の面接において資格について具体的に話し、英語をビジネスレベルで扱うことができる点を強調することで、他の候補者との差別化を図ることが可能です。

また、英語力が必要な部門では、英語面接が設定されていることも多いため、そこで実力を示すことができれば面接官に強い印象を残すことができます。

このように、英語の資格は面接においても自己アピールの効果を最大化できる武器となります。

3. 資格を活かして転職を成功させるために意識したいこと3つ

英語を使う仕事への転職を確実に成功させるためには、早めの対策が不可欠です。

なぜなら、英語力は急に身に付くものではなく、資格試験に合格するために日々の努力が大切だからです。

このセクションでは、転職市場で英語資格を利用して競争に勝つための戦略的なアプローチを解説し、どのようにして自身の市場価値を最大化できるかをご紹介します。

3.1 業界に最適な資格の選定方法

転職を成功に導くためには、業界に最適な英語の資格を選定することが非常に重要です。

まずは、目指す業界が求める英語資格の種類やレベルを、正確に理解することから始めましょう。

第1章で紹介した英語資格を転職先別にまとめると、下表のようなります。

転職先英語資格
日本企業の海外部門・外資系企業における営業・企画・輸出入業務・経理部門TOEIC・英検・日商ビジネス英語検定 ビジネス英語翻訳士
日本企業の海外部門・外資系企業における 研究・開発・技術部門技術英語能力検定(技術英検)
日本企業の海外部門・学校・教育機関英検
出版会社・書店ビジネス英語翻訳士
企業の秘書・総務部・旅行会社・ホテル・外食産業全国通訳案内士(ガイド)・観光英語検定試験
企業の秘書・総務部CBS(国際秘書)検定
外資系企業・海外での転職IELTS(アイエルツ)
国連組織・国際機関国際連合公用英語試験

上表のような情報をもとに、転職を希望する業界や企業の特性を研究し、どの英語資格がその職種でのキャリアアップに直接的な影響を与えるかを把握することがカギです。

資格取得を目指す際には、試験の内容や形式・開催日時、必要な準備時間、コストも詳細に調べ、計画的に進めましょう。

3.2 自己のキャリアプランと資格取得のタイミング

企業の中途採用は、時期や人数が明確に決まってはいませんが、一般的に下記のような理由により、1月、4月、9月入社を目指して転職活動が行われると言われています。

1月入社:冬のボ―ナス受取後の入社を目指して就職活動をするため

4月入社:新年度からの入社を目指して就職活動をするため

9月入社:夏のボ―ナス受取後の入社を目指して就職活動をするため

したがって、自身のキャリアアップを図る際には、上記の時期を参考にして、資格取得のタイミングを見極めることが重要です。

例えば、4月入社を目指すのであれば、1~3月が転職活動が活発になる時期であり、履歴書に英語資格を明記するには、遅くとも12月迄には目指した資格に合格しておきたいものです。

資格獲得に要する時間は、資格内容や受験者のレベルによって異なるので、そのあたりは

ご自身の事情で測ってください。

このように、自己のキャリアプランと同期させながら資格取得の最適なタイミングを見極めることで、効果的な転職活動が可能になります。

3.3 資格取得に向けた3つのステップ

資格取得を目指す際には、具体的なステッププランを策定することが重要です。

ステップ1:目指す資格の詳細な要件と試験内容を把握

公式の試験機関のウェブサイトや関連する学習ガイドを参照し、試験の形式、評価基準、出題範囲を理解しましょう。

ステップ2:試験日程の確認と学習計画の立案

効率的な学習のためには、日々の学習時間を確保し、定期的な復習を行うことが大切です。また、模擬試験を利用して実戦感覚を身につけ、試験に対する自信を高めることも重要です。

必要であれば、専門の講座やセミナーに参加して、専門家からのアドバイスや指導を受けましょう。

ステップ3:弱点の重点的学習

試験前の2週間程度は、自分の弱点を重点的に復習しましょう。

また、心身のコンディションを整えるために適切な休息も確保することも大切です。

これらのステップを計画的に進めることで、資格試験の成功に大きく近づけます。

4.「資格」だけでなく「実力」も伴うことが転職のカギ

外資系企業や海外での転職は、単なる資格だけでなく、それを裏付ける実際の実力が、国内企業への転職以上に求められます。

グローバルな市場で活躍するためには、英語の資格を持つことと同時に、実務でのコミュニケーション能力や専門知識を高めることが不可欠です

ここではそのあたりの事情を詳しくみていきます。

4.1 外資系企業で求められるのは即戦力

外資系企業で成功を収めるためには、即戦力としての能力が求められます。

外資系の環境では、新しく入社する社員に対する研修期間が短いか、または全くないことが多く、初日から高いパフォーマンスが期待されます。

したがって、専門知識はもちろん、ビジネスプロセスや業界の特性に対する深い理解が不可欠です。

また、多文化のチームで働く能力も重要とされ、異文化間のコミュニケーションや協調性が求められます。

英語資格があることは有利ですが、それに加えて実際のビジネスシーンでのコミュニケーション能力や問題解決能力を備えていることが、外資系企業において欠かせません。

このように外資系企業への転職においては、英語の資格だけではなく、それを活かす実践的なスキルが非常に重要となります。

4.2 資格だけでは測れない英語でのコミュニケーション力

英語の資格は、基本的な言語能力を示すものですが、実際のビジネス環境で必要とされるコミュニケーションスキルを完全には測ることができません。

ビジネスシーンでは、単に言語を理解し使用する能力を超えて、効果的なコミュニケーションを行うための柔軟性や対人スキルが求められます。

これには、チームメンバーやクライアントとの関係構築、異文化間の違いを乗り越える能力、さらには説得力のあるプレゼンテーションや交渉技術などが含まれます。

英語資格が高いスコアであっても、実際に会議で効果的に意見を述べたり、複雑なプロジェクトを外国語で管理する能力が伴わなければ、その価値は限定的です。

したがって、資格を取得した後も、実際の業務で使える英語能力を継続的に磨き、多様な状況での適応力を高めることが、国際的なキャリアを築く上で非常に重要です。

4.3 スピーキング力の証明に役に立つ英語資格

最後に、英語の資格を修得できたけど、実際の現場で自由に英語を話せる自信がないという方のために、スピーキングや発音に特化した資格を紹介します。

VERSANT

VERSANTは世界的に有名な教育企業であるPearson(ピアソン)が開発した、オンラインで自分のスピーキング力を数値化できるテストです。

英語資格のテストはどうしても、読解力やリスニング力を鍛えるためのインプット学習が中心となり、実際にアウトプットできる機会は多くありません。

VERSANTは、「英語を聞いてから英語で話す」という実際のシーンに沿った英語のコミュニケーション力を測るテストです。

したがって、VERSANTで高得点を目指すことで、確実に現場での英語力を磨くことができます。

24時間自宅で受験が可能で、結果は試験終了後に数分で届くので便利です。

試験の判定はすべてAIが行い、試験項目は「文章構文」・「語彙」・「流暢さ」・「発音」の4項目でスコアが判定されます。

大手企業や世界中の政府機関において、英語力を測定するテストとしての採用実績多数あるため、VERSANTで高得点を獲得することにより、転職市場でも差別化が図れるでしょう。

EPT

EPTは国際英語発音協会が実施する発音に特化した資格テストで、課題文を音読することにより100点満点で評価されます。

アメリカ英語やイギリス英語に限らず、いかに多くの聞き手にとってわかりやすく自然に発話されているかを、「個々の発音」「リズム」「イントネーション」などの側面から判定されます。

高得点を目指すには、英語特有の音の変化のルール(リンキング)を理解する必要があり、アウトプット練習を繰り返すことで、ネイティブに近い発音に近づけるでしょう。

5. 英語の実力を付けたいならOne Month Programがおすすめ

これまで様々な資格の特徴をご紹介してきました。

「英語の資格は取得できても、実際に運用するとなると少し不安」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

このように感じる背景としては「試験と実際の仕事は違うのでは・・・」という懸念があると思いますが、この懸念は実際その通りです。

試験対策で英語を学んでも、仕事で英語を活かせずに悩んでいるビジネスパーソンは非常に多くいます。このような懸念を抱いたままだと面接におけるアピール力に欠けたり、転職後に苦しむといったマイナス面が出てきます。

英語の運用力を身に着ける必要性は感じているけれど「どのように学習をしていけばいいか分からない」「英語学習にかける時間が限られている」そのように感じるビジネスパーソンの方におすすめしたいのがOne Month Programという英語コーチングサービスです。

5.1 1か月間という超短期間で集中的に取り組めるプログラム

One Month Programはその名のごとく、最短28日で修了できる超短期集中プログラムです。海外出張・外資系企業への転職など期限が明確に決まっているビジネスパーソンの方にご好評いただいております。

また、One Month Program受講者はTOEICスコア850~950がボリュームゾーンとなっており、英語をさらにブラッシュアップさせたい中級者・上級者の方に特におすすめしたいプログラムです。

5.2 専門的で複雑な業務内容にも対応できる高いカスタマイズ性

ビジネスパーソンが英語を学習する目的は、言わずもがな「仕事で英語が必要だから」。ところが、費用と時間をかけて英語を勉強しても結局仕事で英語は使えない、という人が多くいます。これは、教材と実際の業務内容との間に乖離があるためです。「ビジネス英語」を謳うコースの教材は、汎用的なビジネスシーンを取り上げたものが多く、受講者一人一人の事情に合わせることはできません。

One Month Programの「英作文トレーニング」では、目の前で動いている仕事について英語で表現することで、受講者一人一人にとって今必要な実用性の高い英語を身に着けることができます。

提出した英作文課題はすべて添削し、詳細なフィードバックと共にお返しします。臨床実験の報告など専門性が高い内容や、取引先との交渉など複雑で具体的な内容の英語にも対応できる高いカスタマイズ性がOne Month Programの強みです。

さらに、添削された英作文を使ったレッスンを通して、仕事に活きるアウトプット力もしっかり養成できます。

5.3 経験豊富な英語のプロフェッショナルによるサポート体制

One Month Programでは、受講前の無料カウンセリングから受講中の学習サポート、受講後のフォローアップまで、高い英語力と様々な業界のビジネスパーソンへのコーチング実績のあるトレーナーが一貫してサポートしています。単語の細かいニュアンスの違いや英語に訳すことが難しい日本語表現も、随時チャットで質問できる体制になっています。

レッスンを担当する英語講師は、ビジネスパーソン専門で講師歴10年以上のネイティブスピーカーのみの採用しており、日本だけでなくグローバルなビジネス慣行にも精通しています。医療や金融など専門性が高い業界で働くビジネスパーソンやTOEICスコア990の超上級者にも質の高いレッスンと大変好評いただいています。

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6. まとめ

本記事で紹介した10の英語資格は、それぞれが異なる業界や職種に特化しているので、自分のキャリアプランや目標に合わせて最適な資格を選ぶことが重要です。

これらの資格を取得することで、転職市場での競争力を高めるだけでなく、実際の職場での英語によるコミュニケーション能力を向上させるためにも役立ちます。

そして、英語の能力を公式に証明できる資格を持つことで、国際的なビジネス環境での可能性が広がり、より多くのチャンスと対面することができるでしょう。

今後のキャリアをグローバルな舞台で展開したい場合は、ぜひご自身のプランに合った資格にチャレンジしてください。

Writer

One Month Program

グローバルで活躍できる人材のための英語情報を発信します。
ビジネスに特化した1か月の超短期集中英語プログラム
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運営会社:【通訳・翻訳・英語教育】テンナイン・コミュニケーション
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