海外赴任に必要な英語力の目安と英語が話せない7つのデメリットを解説
2024.05.14
update 2024.08.21
今回は「海外赴任」をテーマに、必要な英語力などを解説します。この記事は、以下のようなお悩みをお持ちの方におすすめです。
- 海外赴任が突然決まったけど、残り3ヶ月でできるだけ英語力を伸ばしたい
- 海外赴任に英語力がどれだけ必要か知りたい
- そもそも英語力がないことによるデメリットがあるのかわからない
結論からお伝えすると、海外赴任では絶対にネイティブ並みの英語力が必要というわけではありません。しかし、最低限の英語力がないと赴任先で活躍できず、プライベートの時間も満喫できないでしょう。また、赴任先の環境によっても必要な英語力のレベルは変わってきます。
でも、ご安心ください。
本記事では海外赴任で必要な英語力を海外赴任先の3つの環境別で紹介し、それぞれの環境に対応できる英語力を身につけるための勉強法を解説します。ぜひ最後までご覧ください。
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目次
1. 海外赴任で英語力がなくても大丈夫?
まず、海外赴任に英語力が必要なのかという前提について確認しておきましょう。
最初に結論からお伝えすると、海外赴任には英語力が必要不可欠ですが、赴任先の日本人比率、非英語ネイティブ者比率によっても求められる英語力には違いがあります。
とは言え、英語力がない状態で海外赴任している人も世界を見渡せばたくさんいるので、そこまで深刻になる必要はありません。海外赴任が決まった時点で英語がペラペラの人はかなり少数で、赴任先で働くうちに徐々に英語力を身につけていく場合がほとんどだからです。
ただし、最低限の英語力は事前に身につけておけば赴任先ですぐに周囲の人々と馴染んだり、仕事を順調に進められます。周りよりも一歩リードできるのです。
「最低限と言っても、すぐに英語力は身につかないから諦めてる」という方もいるかもしれませんが、ご安心ください。記事後半でも紹介しますが、「One Month Program」という英語コーチングサービスなら最短1ヶ月でビジネス英語を習得できます。
やり方次第で海外赴任前に最低限の英語力は身につけられるので、この記事を読み進めて「どれくらいの英語力を身につければ良いのか?」「どんな勉強法で海外赴任までの時間を使おうか?」といった計画を立ててみてください。
2. 海外赴任で必要な英語力は?【環境によって変わる】
前述したとおり、海外赴任で必要な英語力は赴任先の環境によって異なります。
ここでは、大きく3種類の環境に分けて解説していきます。その環境の違いというのがこちら。
- 日本人の比率が高い場合
- 駐在先が非英語圏の場合
- 駐在国が英語圏の場合
難易度が低い環境順に紹介するので、自分の海外赴任先がどの環境に当てはまるかを考えながらご覧いただければ幸いです。
2.1 日本人の比率が高い
1つ目のパターンは、日本人の比率が高い環境です。こちらのパターンでは、駐在先・赴任先でもほとんど日本語が通じるので、日本で働いているような感覚で海外での生活を送れます。そのため、高い英語力が求められることはありません。
しかし、全く英語力が必要ないということではないことを覚えておきましょう。赴任先では外国人の同僚と一緒に業務をこなす場面や、外国人クライアントとコミュニケーションを取る機会があるからです。また、会社以外の私生活では自分の英語力のみが頼りとなるため、やはり英語力は赴任後からでも鍛えるべきでしょう。
「英語力はまだまだ初心者レベルだけど、海外で働きたい」という方は、日本人比率の高い赴任先でキャリアを進めていくのも面白いかもしれません。
2.2 駐在先が非英語圏
2つ目のパターンは、駐在先が非英語圏の国の場合です。このような環境では、一緒に働く同僚たちは我々日本人と同じ、英語を第二言語として話す「非英語ネイティブ」となります。そのため、ネイティブが使うような癖のあるイディオムなどを使う必要はありませんが、シンプルでわかりやすい英語を話す必要があるでしょう。
同じ環境で働いていても、英語力は人それぞれです。「誰にでも伝わるようなシンプルな英語を話す力」と「どんなアクセントでも聞き取れるリスニング力」が必要になります。
パターン①の環境よりも難易度は高いですが、非英語圏に赴任する際も高度なビジネス英語力を最初から身につけている必要はありません。赴任してから現地で吸収できることもたくさんあるので、基本的な日常英会話程度の英語力さえ習得しておけば、十分に対応できるでしょう。
2.3 駐在国が英語圏
最後、3つ目のパターンは、駐在先が英語圏の国の場合です。ここでは周りの同僚の多くは英語ネイティブになります。もしくは、英語ネイティブ並みの英語力を持った日英語ネイティブです。どちらにせよ、簡単な日常英会話が話せるレベルだと、業務に支障をきたす恐れがあり、周りの同僚との関係性も悪化する可能性があるでしょう。
そのため、英語が母国語の方々と対等にコミュニケーションが取れるレベルの英語力が必要になります。それにはビジネス英語はもちろんのこと、日常英会話でもネイティブ並の英語力があることが望ましいです。
しかし、会社の事情によって英語圏への海外赴任が決まったけど、英語力に自信はないという方も中に入ると思います。そんな方はこのあとで紹介する赴任先のパターン別勉強法を参考に、日本にいるうちに英語力を鍛えてもらえればと思います。
3. 海外赴任で英語ができないことの7つのデメリット
ここまでで「海外赴任には最低限の英語力は必要だが、必ずしもネイティブレベルである必要はなく、赴任してから鍛える認識でOK」ということがわかりました。
では、英語ができない人が海外赴任するとどうなってしまうのでしょうか。結論からお伝えすると、海外赴任で英語ができないことのデメリットは以下の7つです。
- 社内コミュニケーションができない
- 周りの手を借りにくい
- 周囲の人からの評価が下がる可能性がある
- 仕事で成果が出しにくい
- 現地の仕事相手に好印象を与えられない
- 同僚との関係性を深めにくい
- 休み・プライベートの時間を楽しめない
ひとつずつ見ていきましょう。
3.1 社内コミュニケーションができない
英語ができない状態で海外赴任すると、社内コミュニケーションができないストレスを痛感するでしょう。日本であっても、海外であっても社内で同僚や上司、部下とコミュニケーションを取る場面は多くあります。
- 会議
- 上司への提案
- 部下への指示出し
- ランチ会食
- 同僚との雑談
海外の赴任先で英語ができないと、上記のようなシチュエーションで会話についていけなくなってしまうのです。日常生活で相手の英語を聞き逃しても問題はありませんが、ビジネスだとそうはいきません。会議中にまわりの話が全く理解できないと、会議の内容は理解できず、自分から意見を発信することもできないからです。
日本では会議中に意見を発しなくてもあまり違和感はないかもしれませんが、海外では「意見を発しない人=考えていない人、意見のない人」と見られて、「この人は何も考えていないんだな。次のプロジェクトは違う人に任せよう」となってしまうのです。
英語力は話すことだけではありません。相手の意見を聞き取れないと話すべき意見も生まれないので、リスニング力も同時に鍛えて、最低限のコミュニケーションが取れるようになっておくのがおすすめです。
3.2 周りの手を借りにくい
英語ができない状態で海外赴任すると、周りの人に助けを求めにくいというデメリットもあります。初めての海外赴任ではわからないこともたくさんあると思うので、助けを求めることは決してダメなことではありません。周りの同僚たちも皆さんのことをできるだけ助けたいと考えているでしょう。しかし、あまりにも英語でコミュニケーションが取れないと皆さんが何で困っているかを周りの人が分からず、助けたくても助けられないのです。
また、皆さん自身も赴任先の環境に馴染むため、できるだけ周りの力になりたいと思うかもしれません。しかし、英語が話せないのに相手の業務を手助けするのは簡単ではありませんよね。助けてもらってばかりだと気が引けてしまうのが日本人の特徴です。「相手にギブできないから助けは求めない」と自分を追い込みすぎてしまうと心身ともに負担が大きくなります。英語が話せないことによる悪影響はこんなところにも現れるのです。
3.3 周囲の人からの評価が下がる可能性がある
英語ができない状態で海外赴任すると、周りの人から高い評価が得られにくいというデメリットもあります。その背景には、赴任する前に赴任先の同僚たちが皆さんの英語力に期待してしまうからです。
「でも、仕事で結果を出せば信頼が得られのではないか?」と考えるかもしれませんが、もちろんそのとおりです。しかし、英語が話せない状態でいきなり仕事で結果を出すのは至難の業。周りもいきなり結果が出るとは考えていませんが、英語ができない状態で周囲の評価を上げることは簡単ではないのです。
3.4 仕事で成果が出しにくい
英語ができない状態で海外赴任するデメリットの4つ目は、仕事で成果が出しにくいことです。デメリット③にも通づる部分がありますが、赴任先で仕事を成功させることは簡単ではありません。なぜなら、グローバルな環境でビジネスの成果を出すには、英語力以外のさまざまな力が必要になるからです。
- コミュニケーション能力
- 意見を考えて、発信する力
- 海外のビジネスマナー・習慣に対応する力
- 価値観の違いを受け入れる柔軟性
総合力の高い人が、ビジネスで結果を出せます。しかし、その土台になるのが「英語力」です。英語が話せないと上記の能力を持ち合わせていても発揮できません。
でも、ご安心ください。海外赴任する1〜3ヶ月前から始めても基本的なビジネス英語を習得する方法とおすすめ教材、サービスを後で解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。
3.5 現地の仕事相手に好印象を与えられない
英語ができない状態で海外赴任すると、現地の仕事相手の方にも好印象を与えられないおそれがあります。
日本は礼儀の国ですが、世界中の国々には各国特有のビジネスマナーや慣習があります。英語力が不足していると、意図せず相手に無礼な発言をしてしまい、相手と良好な関係を構築することが難しいのです。
社内の人間なら皆さんの英語力を知っているため「ただの言い間違いか」と思ってくれるかもしれませんが、社外のクライアントだとそうはいきません。
3.6 同僚との関係性を深めにくい
英語ができない状態で海外赴任すると、同僚とも良い関係性を構築できません。赴任先の同僚らとは仕事以外の部分でも、接することがあるでしょう。仕事終わりにバーで飲むといった場面では友達同士といった感覚でコミュニケーションを取ることもあります。うまく会話に溶け込めないと、相手とは「社内の同僚」以上の関係性になることはありません。「仕事の関係ではだめなの?」と思われるかもしれませんが、ビジネスは必ずしも社内だけで発展するわけではないので、社外でのコミュニケーションにも気を配る必要があります。
3.7 休み・プライベート時間を楽しめない
英語ができない状態で海外赴任することのデメリットは、仕事以外の部分でも感じることになります。はじめての海外生活は楽しい気持ちと不安な気持ちが入り混じっていると思いますが、英語が話せないと苦労する場面が多くあるのです。プライベートの時間が充実していないと、仕事を頑張るモチベーションも維持できません。裏を返せば、英語を話せると仕事もプライベートも充実し、海外赴任を誰よりも充実した時間・経験にできます。
以上の内容を踏まえると、海外赴任する前に最低限の英語力を身につけておくだけで、上記の7つのデメリットをなくし、海外赴任をメリットばかりの経験に変えられるのです。
4.【環境別】海外赴任を数ヶ月後に控える人向け!短期集中でビジネス英語を習得するおすすめ勉強法&参考書
ここからは、赴任先の環境別におすすめ勉強法とおすすめ参考書を紹介します。ただし、個別に紹介する前にどの環境であっても勉強しておくべきことが計2つあるので、そちらを先に紹介します。
- 赴任先の文化や現地の慣習について理解する
- 海外と日本のビジネスマナーの違いを理解する
海外赴任すると、自分たちは外国人として海外で働くことになります。その際、異国の地の慣習やマナーについて学んでおく必要があります。「郷に入っては郷に従え」ということわざがあるように、相手の国について学んでおくことは一種の敬意を表す行為です。ビジネスで成果を出すためにも大事な考えになります。簡単な本を1冊読むだけでも良いので、英語の勉強と並行して上記の2点についてもインプットしておきましょう。
4.1「日本人の比率が高い」場合の勉強法・おすすめ参考書
日本人比率が高い赴任先では高度な英語力は必要ありません。中には「赴任当初は中学英語も分からなかった」という人もいます。しかし、赴任先でしっかり結果を出したいなら中学・高校英語の基礎的な部分は学んだ上で、英語に対する抵抗感を払拭しておくことが大切です。
勉強法
日本人比率が高い環境への海外赴任を控えている方におすすめの勉強方法は、以下の3つです。
- 中学英語レベルの文法・単語を習得する
- ビジネス英語の単語・フレーズを覚える
- 1日1つの英語ニュースを読む
日本人比率の多い赴任先では、高度な英語力が最初から必要にはなりません。そのため、中学英語レベルでいいので、文法と単語を学び直しておきましょう。
また、ビジネスで海外に行くため、ビジネスに特化した単語やフレーズを覚えておくのもおすすめです。知っている単語やフレーズが多ければ多いほど、英会話の内容が大まかでも理解しやすくなります。
また、英語への抵抗感を払拭するために1日1つでいいので英語で海外のニュースを読んでみてはいかがでしょうか。英語でニュースを読むことを習慣化すれば、海外の最新ビジネス情報についてもアンテナを立てながら英語アレルギーを払拭し、英語力を向上させられます。
速読速聴・英単語 Core1900 ver.5
速読速聴・英単語 Core1900 ver.5
著者:松本茂 (著, 監修), Robert Gaynor (著), Gail Oura (著)
出版社:Z会
発売日:2018/3/14
『速読速聴・英単語 Core1900 ver.5』は高校生向けの英単語帳ですが、ビジネスに関連した単語が多く掲載されており、海外赴任前に覚えておくべき単語をたくさんインプットできます。掲載されている英文のテーマも多種多様で、「環境」や「教育」、「政治・国際情勢」といったビジネスパーソンが精通しておくべき分野にまつわる単語も覚えられるのでおすすめです。
4.2「駐在先が非英語圏」場合の勉強法・おすすめ参考書
海外赴任先の環境が非英語圏の場合、パターン①よりも求められる英語力のレベルは高くなります。しかし、周りの同僚たちも英語が第一言語ではないため、ネイティブが使うような”こなれた英語”は必要ありません。シンプルでわかりやすい英語をスラスラ話せると、ビジネスもプライベートの時間も両方で有意義な時間が過ごせるようになります。
勉強法
非英語圏の国への赴任を控えている方におすすめの勉強方法は、以下の2つです。
- 瞬間英作文
- 1日1つの英語ニュースを読む&聞く
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
著者:森沢 洋介
出版社:ベレ出版
発売日:2006/10/25
瞬間英作文とは森沢洋介氏の著書である『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』で有名になった勉強法で、一言で説明すると、非常に簡単な日本文が読み上げられ、すぐにその英訳を口から発するというもの。これはまさに、シンプルでわかりやすい英語をスラスラ話せるようになるためにピッタリです。一つ一つの英文は非常に簡単なのですが、瞬間的に口から話すことは非常に難しく、瞬間英作文は非常に良いトレーニングになるでしょう。
また、パターン①でも紹介した英語ニュースを読む勉強法は、非英語圏に赴任する方にもオススメです。ただし、せっかくならリスニング力も同時に鍛えたいですよね。そこでオススメなのが英語ニュースを動画で見ることです。CNNなどはスクリプトも用意されているため、リーディングにもリスニングにも使える万能ニュース番組。世界情勢に関連する英単語をインプットしながら、英語の音に耳を慣らすためにも動画で英語ニュースを読む習慣も身につけてみてください。
森沢洋介の話せる瞬間英作文 ビジネス:文法別
森沢洋介の話せる瞬間英作文 ビジネス:文法別
著者:森沢 洋介
出版社:TAC出版
発売日:2023/8/27
『森沢洋介の話せる瞬間英作文 ビジネス:文法別』は、先ほど紹介した『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』のビジネス英語に特化したバージョンです。瞬間英作文の森沢洋介とビジネス資格書のTAC出版がタッグを組んで本書を作成しており、ビジネスで使える英語を瞬間英作文トレーニングを通して学べます。まずは通常版で瞬間英作文トレーニングに慣れていただき、その後本書でビジネス英語と英語の瞬発力を一緒に鍛えるのが効率が良いでしょう。
スピフル
出典:スピフル公式サイト
スピフルは「瞬間英作文(口頭英作文)」と「独り言英会話」を掛け合わせたスピーキング特化型アプリです。
ビジネスシーンや日常会話の例文で学習できる「口頭英作文(瞬間英作文)」で瞬発力の課題を解決、また、毎日、自分の表現をAIに添削してもらえる「独り言英会話」で自分の英語表現をブラッシュアップすることができます。
オンライン会議のトラブルや、プロジェクトの進捗管理、商談での交渉など、ビジネスの実践に即したシーン別の例文で学習可能で、学習時間は1日30分で完結!
ビジネスシーンで「言いたいことを伝えきれない….」「毎回同じ言い回しで発言してしまっている….」とお悩みのビジネスパーソンにおすすめです。
4.3「駐在国が英語圏」場合の勉強法・おすすめ参考書
駐在国が英語圏で日本人の比率が少ない環境は、求められる英語力のレベルが非常に高いです。しかし、最初からネイティブ並みにペラペラな必要はありません。しっかり相手の発言の意味・意図を汲み取れるリスニング力と、シンプルでも良いのでわかりやすく自分に件を伝えられるスピーキング力があれば大丈夫です。
しかし、意外に落とし穴なのが「英語を使う体力」の部分。英語圏の国に海外赴任すると1日中、英語を聞いたり、話したりする必要があります。最初は頭をフル回転させすぎて知恵熱が起こることもあるので、英語を話す体力を身につけることも大切なのです。
勉強法
日本人比率が低い英語圏の国へ海外赴任を控えている方におすすめの勉強方法は、以下の2つです。
- シャドーイング
- オンライン英会話
海外赴任前に英語力を向上させたい方にオススメしたい勉強法が「シャドーイング」です。
シャドーイングとは、流れてくる英語音声のすぐ後を追って復唱する勉強法で、リスニング力と発音の両方が同時に鍛えられます。難易度の高い勉強ではありますが、効果は間違いなくあるので、ネイティブの英語をできるだけ聞き取れるようになりたいという人はチャレンジしてみてください。
また、日本にいながら英語への抵抗感を無くし、体力をつける一番手っ取り早い方法はオンライン英会話を使うことです。日常的に英語を聞く・話す行為をしていれば、自ずと英語の体力は増えるので、日本にいる間も少しずつトレーニングしておきましょう。アウトプットする環境としても良い練習機会になるのでおすすめです。
耳と口が「英語モード」になる 同時通訳者のシャドーイング
耳と口が「英語モード」になる 同時通訳者のシャドーイング
著者:木内 裕也 (著), 工藤紘実 (著)
出版社:KADOKAWA
発売日:2021/1/29
『耳と口が「英語モード」になる 同時通訳者のシャドーイング』は上質なシャドーイング教材が掲載されている参考書で、音声はもちろん無料です。シャドーイングの教材はYouTubeなどで探しても意外に見つかりません。そのため、シャドーイングを本格的にやりたい方におすすめです。
5. 海外赴任中に働きながら英語力を伸ばすために必要な3つのマインドセット
この記事をここまで読んだ皆さんは、海外赴任前にするべき勉強法が明確になったと思います。しかし、英語力が最も伸びるのは「海外赴任中」です。外国人に囲まれて、嫌でも英語を使わざるを得ない環境に身を置くと、誰しも英語力は伸びていきます。
とは言え、無思考で仕事をこなしているだけだと英語力は効率的には伸びていきません。ここでは、海外赴任中に英語力が伸びる人に共通してある特徴を3つのマインドセットとして紹介するので、あわせてチェックしておきましょう。
- 積極的に英語を使う場面に飛び込む
- 同僚とプライベートの会話も楽しむ
- オンライン英会話で練習の機会をつくる
ひとつずつ詳しく解説します。
5.1 積極的に英語を使う場面に飛び込む
海外赴任をしていると、「英語が話せないから英語を使わなくていい仕事をしよう」と英語を避ける人が一定数います。その一方で、英語がペラペラではないけど、英語を使えそうな場面があれば積極的に参加する人もいます。どちらの方が英語力が伸びるかは明白ですよね。
これは、仕事だけの話ではありません。私生活でもAmazonでオンライン注文ばかりに頼るか、現地のスーパーに行って店員さんに話しかけるかといった行動の積み重ねで英語力に差がついてしまいます。
最初は誰しも初心者です。失敗を恐れず、飛び込む勇気を持っていると英語力はどんどん向上するでしょう。
5.2 同僚とプライベートの会話も楽しむ
海外赴任後に英語力を効率よく伸ばしたいなら、同僚と仕事以外の会話も楽しんでみてください。
仕事場での英語は1ヶ月も同じ環境にいれば、ある程度のパターンが見えてきて、英語力以上に喋れてしまうものです。しかし、日常英会話は難易度がピンキリで英語力を伸ばす努力のやりがいがあります。同僚との関係性が良好だと仕事にも好影響があるので、決してビジネスにもムダな話ではありません。
5.3 オンライン英会話で練習の機会をつくる
海外赴任後にもオンライン英会話で英語を話す機会を設けている方は、英語力を伸ばしている傾向にあります。「海外にいれば、無料で英語が話せるのにもったいない」と思われるかもしれませんが、オンライン英会話と普段の日常英会話は同じようで全く違います。
まず、オンライン英会話では周りの目や空気を気にする必要がありません。画面上の講師の方とマンツーマンで話したいだけ話せるので、学んだ知識をアウトプットするのに適しているのです。
また、オンライン英会話サービスの中には画面録画できるものもあります。録画を見返せば自分の英語が変なところ、つまったところを明らかにして、弱点をひとつずつ克服できるため、英語学習という観点ではオンライン英会話は日常英会話よりも効率的なのです。
6.【必見】英語学習に挫折したことがある人は「英語コーチング」でビジネス英語を習得しよう
「海外赴任を控えているけど、英語学習には挫折した経験があるから不安だ…」
このような不安な気持ちは、皆さんだけのものではありません。英語学習はこれまでも多くの方が挫折を経験してきています。しかし、英語学習は独学以外の方法もあることをご存知でしょうか。
対面で英語を教えてくれる「英会話スクール」なら、強制力も働くため英語学習を継続できる方もいます。しかし、英会話スクールだと「毎週◯時に通う」といった時間的拘束があったり、長期的に通うことで英語力を伸ばすプラのため即効性がないというデメリットがあります。
この記事を読んでいる方の中には、すでに海外赴任が決まっていて短期集中で英語力を伸ばす必要があるという方もいるのではないでしょうか。そんな方には「英語コーチング」がおすすめです。英語コーチングとは一人ひとりの学習者の独学をサポートし、最短距離で目標の英語力にまで達する手助けをしてくれます。
英語コーチングは3ヶ月〜半年ほどで英語力を伸ばすカリキュラムを一人ひとりに合わせて組んでくれます。「One Month Program」なら最短1ヶ月から利用可能なので、ビジネス英語を短期集中で伸ばしたい方は要チェックです。
6.1 1か月間という超短期間で集中的に取り組めるプログラム
One Month Programはその名のごとく、最短28日で修了できる超短期集中プログラムです。海外出張・外資系企業への転職など期限が明確に決まっているビジネスパーソンの方にご好評いただいております。
また、One Month Program受講者はTOEICスコア850~950がボリュームゾーンとなっており、英語をさらにブラッシュアップさせたい中級者・上級者の方に特におすすめしたいプログラムです。
6.2 専門的で複雑な業務内容にも対応できる高いカスタマイズ性
ビジネスパーソンが英語を学習する目的は、言わずもがな「仕事で英語が必要だから」。ところが、費用と時間をかけて英語を勉強しても結局仕事で英語は使えない、という人が多くいます。これは、教材と実際の業務内容との間に乖離があるためです。「ビジネス英語」を謳うコースの教材は、汎用的なビジネスシーンを取り上げたものが多く、受講者一人一人の事情に合わせることはできません。
One Month Programの「英作文トレーニング」では、目の前で動いている仕事について英語で表現することで、受講者一人一人にとって今必要な実用性の高い英語を身に着けることができます。
提出した英作文課題はすべて添削し、詳細なフィードバックと共にお返しします。臨床実験の報告など専門性が高い内容や、取引先との交渉など複雑で具体的な内容の英語にも対応できる高いカスタマイズ性がOne Month Programの強みです。
さらに、添削された英作文を使ったレッスンを通して、仕事に活きるアウトプット力もしっかり養成できます。
6.3 経験豊富な英語のプロフェッショナルによるサポート体制
One Month Programでは、受講前の無料カウンセリングから受講中の学習サポート、受講後のフォローアップまで、高い英語力と様々な業界のビジネスパーソンへのコーチング実績のあるトレーナーが一貫してサポートしています。単語の細かいニュアンスの違いや英語に訳すことが難しい日本語表現も、随時チャットで質問できる体制になっています。
レッスンを担当する英語講師は、ビジネスパーソン専門で講師歴10年以上のネイティブスピーカーのみの採用しており、日本だけでなくグローバルなビジネス慣行にも精通しています。医療や金融など専門性が高い業界で働くビジネスパーソンやTOEICスコア990の超上級者にも質の高いレッスンと大変好評いただいています。
7. まとめ:海外赴任直前でも最低限の英語力なら身につけられる!
本記事では「海外赴任に必要な英語力の目安は?」をテーマに、赴任先の環境別におすすめの勉強と参考書を紹介しました。
海外赴任を控えている人は不安な気持ちを抱えているかもしれませんが、海外赴任するからと言って、必ずしも英語がペラペラである必要はありません。しかし、事前に英語を身につけておくとメリットがたくさんあるのも事実です。赴任先の環境が本記事で紹介した3つのパターンのどれに当てはまるかを検討し、それぞれのパターンで求められる最低限の英語力を身につけるだけで構いません。
「One Month Program」では、最短1ヶ月からビジネス英語を効率的に習得するための英語コーチングを提供しています。コーチングサービスだけでなく、オンライン英会話や課題への重厚なフィードバックもセットに含まれているので、海外赴任前に短期集中で英語力を鍛えたい方はぜひご利用を検討してみてください。
今なら、無料カウンセリングが受けられます。自分の目でOne Month Programがあっているかを確かめるために、まずは無料で利用してみてはいかがでしょうか。
Writer
One Month Program
グローバルで活躍できる人材のための英語情報を発信します。
ビジネスに特化した1か月の超短期集中英語プログラム
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運営会社:【通訳・翻訳・英語教育】テンナイン・コミュニケーション
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