TOEICは日本で最も知名度のある英語資格のひとつで、転職や大学院進学などの理由で高得点を目指されている方も多いのではないでしょうか。
TOEICは自分の英語力を他人が視覚化できるように数値化してくれる非常に便利なツールで、今日の日本では英語力が客観的に測れる資格として人気です。
しかし、実際にTOEICで高得点を取ればキャリアアップに繋がるのでしょうか。結論からお伝えすると、ある一定以上のスコアを取れば、TOEICは転職やキャリアアップに非常に有効です。
その一方で「話す」「書く」といったアウトプット能力が測れないと言うデメリットもあるため、一部の業界・職種では別の英語資格が必須条件になっている場合もあります。
この記事では、TOEICを使った転職事情から、目標スコア別のTOEIC勉強法について解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1. TOEICが転職に活かせる3つの理由
はじめに「TOEICが転職になぜ使えるのか?」といったことについて、論理的に3つの理由を挙げて解説します。
- 日本で最も有名な英語資格のひとつ
- ビジネス英語に特化した力を測れる
- スコアで英語力が視覚化できる
これを知ると、現状で英検よりもTOEICがビジネスの現場で重要視されている理由がわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
1.1 日本で最も有名な英語資格のひとつ
TOEICは日本で最も有名な英語資格のひとつであることは最初の方でも触れましたが、ビジネスの現場ではその傾向がより顕著に現れています。
TOEICと同じく有名な英語資格に「英検(実用英語技能検定)」がありますが、そちらは学生向けの試験として認知されています。その点、TOEICは大人向けの英語資格として広く認知されているため、就職・転職活動の場でも有効なのです。
1.2 ビジネス英語に特化した力を測れる
また、TOEICがビジネス英語に特化しているのも、転職に活かせる理由のひとつでしょう。
TOEICの問題文に出てくるシチュエーションは、多くがビジネスの現場などを想定して作られています。そのため、問題に出てくる単語や文法もビジネスで実際に使われるようなものが多いのです。TOEICのスコアは英語力の中でも、ビジネス英語力に特化して数値化していると言えます。
1.3 スコアで英語力が視覚化できる
スコアで英語力が視覚化できるのもTOEICが人気の理由のひとつです。英検などは「◯級に合格か不合格か」の2者択一なのに対し、TOEICでは合格という概念はありません。10〜990点の中で採点されるので、英語力が過不足なく数値化できるのです。
TOEICのスコアが英語力のすべてを表せるわけではありません。しかし、他人と比較しやすく、ある一定レベルの信憑性があるのも確かです。そのため、採用側の企業も必要スコアの基準を明記しています。
以上が、TOEICが転職に活かせる3つの理由でした。次に、TOEICが転職に活かせる業界や職種について具体的に見ていきましょう。
2. TOEICが転職に活かせる業界・職種
では、TOEICが転職に活かせる業界・職種とはどういったものなのでしょうか。
商社や外資系企業などのビジネスの現場で英語を使うことが多い業界では、TOEICのスコアを転職活動に有効活用できる場合があります。
職種で言えば、海外クライアントと関わる営業職ではTOEICが重要な要素のひとつとなります。
TOEICはビジネス英語に特化した英語試験なので、そこで高得点を取っていれば、キャリアにプラスの影響があるでしょう。
しかし、TOEICにはそれだけで採用を決めるほどのインパクトはありません。あくまでTOEICは「読む」「聞く」の能力のみにフォーカスされており、実務経験の有無や英語のアウトプット力も別でアピールする必要があるのです。とは言え、TOEICで高得点を取っておいて損はないので、英語資格を何も持っていない人はTOEICから始めてみることをオススメします。
3. 転職活動で使えるTOEICスコアは「700点以上」
ここまでTOEICが転職活動に有利に働くことを解説してきましたが、「どれくらいのスコアを取れば良いの?」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この項目では転職活動で有利に働くTOEICスコアの目安を紹介します。
結論からお伝えすると、TOEICで「700点以上」を持っていれば転職活動でプラスに働く資格になります。
履歴書に書いても問題ないスコアとして「600点」を紹介するサイトも多いですが、転職時にはこれくらいのスコアだとあまり恩恵は得られないでしょう。
その理由は簡単です。そもそも、TOEICスコアを見せる理由はただひとつ。「自分にはこれくらいの英語力があり、この力を使って御社に貢献できる!」ことを客観的な指標を用いて自己アピールするためです。TOEIC600点レベルだと業務で使える英語力とは言えないため、履歴書に書いてもあまり効果がないのです。
その点、700点を超えるとTOEICスコアが業務レベルで英語が使える指標になってくれます。もちろん、それ以上に高いスコアがあればそれに越したことはありませんが、まずは700点を目標に勉強してもらえれば幸いです。
4. TOEIC700点を取るべき5つのメリット
TOEICを転職で使うなら700点を超えるべきであることは先ほど解説しましたが、その他の観点から考えてもTOEIC700点を取るメリットはたくさんあります。
そのメリットというのがこちら。
- 上位3分の1に入れる
- 短期間で達成できるスコア
- 転職やキャリアアップに使える
- 勉強の過程で英語の基礎力が身につく
- さらなる英語力アップに繋がる土台が作れる
TOEIC700点は転職活動でプラスに働いてくれる上に、難易度としてはそこまで高くありません。つまり、非常にコスパの良い資格だと言えます。それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
4.1 上位3分の1に入れる
TOEIC700点を超えれば、TOEIC受験者の中で上位30%にランクインすることが可能です。
TOEICが公式で発表している「2022年度の受験者情報」によると、695点以上を取得した人は全体の33.1%ということが報告されました。
(出典:https://www.iibc-global.org/hubfs/library/default/iibc/press/2023/p227/2023DAA.pdf?hsLang=ja)
平均スコアが608点なことを考えると、700点を超えるだけで上位層になれると言えます。
4.2 短期間で達成できるスコア
TOEIC700点は簡単に取得できるスコアではありませんが、何年間も必死に勉強しないと取れないスコアでもありません。900点を超えるにはかなりの勉強量とTOEIC対策が必要になります。しかし、700点は3ヶ月程度の短期集中の学習でも十分に達成可能な数字なのです。
そういった意味で、TOEIC700点は非常にコスパが良いと言われています。現状でTOEIC500点くらいの人が700点を目指して200点アップするのと、700点の人が900点を目指して200点アップさせるのとでは必要な学習量が全然違います。そのため、転職にTOEICを活かしたいなら700点を短期集中の学習で目指すことがおすすめです。
4.3 転職やキャリアアップに使える
前述したとおりですが、TOEIC700点は転職やキャリアアップに有利に働くスコアです。そのため、せっかくTOEICを学習するなら最低ラインとして「700点」を目標にすることをおすすめします。
ただし、TOEICは英語力があるだけでは高得点(700点以上)は取れません。
TOEIC対策のコツを知っている人と知らない人では、スコアの伸びが全然違うのです。そのため、漠然と「英語を勉強しよう」ではなく「TOEICを対策しよう」という姿勢で学習に取り組んでください。
4.4 勉強の過程で英語の基礎力が身につく
TOEICは試験対策が重要であることを説明してきましたが、大前提として基礎的な英語力がないと700点といった高得点をマークできない仕組みになっています。
しかし、ご安心ください。裏を返せば、TOEIC700点を取れれば英語の基礎力はしっかり自分に定着したと胸を張って言えるのです。TOEIC学習の過程で身につく基礎的な英語力をしっかりアウトプットできるようになれば、仕事の現場でも十分に通用します。資格の勉強として割り切るのも大事ですが、自分自身の英語力としても一生残ってくれることをモチベーションに勉強に励んでいただければ幸いです。
4.5 さらなる英語力アップに繋がる土台が作れる
TOEIC700点の取得を目指した結果、資格とは別に基礎的な英語力も手に入ることは先ほど解説しました。700点を取得する目標が達成されたタイミングで英語学習を辞めるのもひとつですが、そのまま自分の英語力をレベルアップさせていくのも非常に素晴らしい計画です。その際、TOEICで基礎英語をすでに身につけておけば、さらなる英語力アップのための土台がしっかりしているため、効率よく学習が進められます。TOEICだけを勉強しているとアウトプット力が不足しがちなので、その先の勉強では「アウトプット」を意識するのがオススメです。
5. スコア別!TOEICを最短距離で攻略するための勉強法
ここからは、TOEICの勉強法をスコア別で解説します。TOEICを受験する理由は人それぞれですが、どの英語資格であっても資格の勉強に時間を長くかけるのはあまり効率がよくありません。
どんな英語資格にも対応できる英語の基礎力を身につけた上で、資格特有の対策を短期集中で行うのがおすすめです。今回はスコア別でTOEICの対策・勉強法を解説しますが、自分の目標スコアを達成できた後のステップにも目を向けておきましょう。
5.1 目標「600点」の人にオススメのTOEIC勉強法
まず、TOEIC600点を目指す人向けのおすすめ勉強法です。
TOEIC600点を目指すなら、リスニングで300/495点、リーディングでも300/495点を取得する必要があります。もちろん、片方で得点を稼ぐことで600点を取ることも可能です。しかし、リスニングとリーディングを万遍なくレベルアップさせるほうが簡単なので、両方とも300点を超えるための勉強法をここでは解説します。
各セクション(リスニング・リーディング)の勉強法について、それぞれ見ていきましょう。
リスニングの勉強法
リスニング対策としては下記の2つのポイントが挙げられます。
- 語彙力
- 選択肢を先読みする力
まずは、語彙力です。TOEICではTOEIC特有(ビジネスの現場で頻出する)の単語が多く登場するため、TOEIC特有に特化した単語帳でボキャブラリーを強化する必要があります。リーディングだけでなくリスニング対策も兼ねているので、各単語の発音も同時に勉強しておきましょう。
また、選択肢を先読みするリーディング力を鍛えるのもリスニングのスコアアップには有効です。TOEICのリスニングは4つの選択肢から1つの正解を選ぶ形式ですが、問題文が流れる前に選択肢を見れます。
しかし、ゆっくり選択肢を読んでいると本文が流れ始めてしまうので、意外に速読力が求められるのです。リスニング対策ではありますが、選択肢を早く読めるように過去問をたくさん解いて練習しておきましょう。
リーディングの勉強法
リーディング対策としては下記の2つのポイントが挙げられます。
- 中学・高校レベルの語彙・文法をマスターする
- 長文を読み続ける集中力を身につける
リーディングパートでは数多くの長文を制限時間内に読む必要があります。その際、基礎的な文法や単語がわかっていないと意味理解に苦労するため、TOEIC対策の前に基礎的な英語力を身につける勉強をしましょう。
また、長文を読み続ける集中力を身につけておくことも大切です。TOEICは時間との勝負とも言われているだけあって、リーディングパートでは時間が足りなくなる人が非常に多くいます。しかし、リーディングパートで300点超えを目指すなら、すべての問題を完璧に読める必要はありません。
速さも大事ですが、まずは制限時間内にずっと英語を読み続けられる集中力が最も大事になります。各長文に対して約3〜5つの設問が設けられていますが、すべての設問が難関というわけではありません。簡単な設問もあるので、そういった問題を確実に取りきるためにも読み続けられる集中力がカギとなります。
5.2 目標「700点」の人にオススメのTOEIC勉強法
TOEIC700点は最もコスパが良いスコアです。そんな700点を取るためにはどんな勉強をすればよいのでしょうか。
リスニングの勉強法
リスニング対策としては下記の1つのポイントが挙げられます。
- シャドーイングをする
「シャドーイング」とは、流れてくる音声に少し遅れて自分も英語を発声する勉強法です。「TOEICはスピーキングがいらないから、シャドーイングは意味がないんじゃ?」と思われるかもしれませんが、シャドーイングはリスニング力を上げるのに非常に効果があります。
そもそも、人は自分が発音できない音を聞き取ることはできません。そのため、シャドーイングで自分の耳で英語を聞き、それを真似て発音するアクションはリスニング力アップに有効なのです。
リーディングの勉強法
リーディング対策としては下記の2つのポイントが挙げられます。
- 過去問を解いてリーディング力を強化する・慣れる
700点は600点よりもリーディングで得点を稼ぐ必要があるので、過去問・模試をたくさん解いて「TOEICの問題形式に慣れる」「リーディング力を強化する」ことをオススメします。ただし、漠然と問題を解いているだけでは効率よく学習は進められません。
解いた後はしっかり復習をしましょう。具体的には「知らない単語はすべて調べる」「一つひとつの文章を精読する(SVOCを振る)」ことで、問題を解いた後に成長できますよ。
5.3 目標「800点」の人にオススメのTOEIC勉強法
TOEIC800点は各セクションで400点ずつ取れば達成できますが、8割の正答率を両セクションで取るのは簡単ではありません。特にリーディングはTOEIC上級者であっても躓きやすい部分なので、おすすめの戦略はリスニングで満点近い点数を取ることです。
リスニングの勉強法
リスニング対策としては下記の1つのポイントが挙げられます。
- シャドーイング・ディクテーションをする
800点を目指す場合、シャドーイングに加えPart1・2を使ってディクテーションするのがおすすめです。ディクテーションは流れてきた音声の英語を一言一句書き取る勉強法です。ディクテーションは単語を書き取る必要があるため、自分が聞き取れていない、聞き間違った部分が明確になります。シャドーイングでは細かいミスが目につきにくいため、より自分のリスニングの穴を補強するためにディクテーションを取り入れてみてください。
リーディングの勉強法
リーディング対策としては下記の1つのポイントが挙げられます。
- 苦手のパートの対策本を買って苦手を克服する
引き続き、語彙力を強化したり、英語を速く読む練習をしたりする必要があります。しかし、模試をたくさん解いていると、皆さん一人ひとりにとって苦手なパート・得意なパートが明らかになっているのではないでしょうか。
得意を寄り伸ばすことも900点超えでは大事になりますが、800点超えを目指すなら苦手を克服したほうが効率的です。書店に行けばパート別の対策本がたくさん並んでいます。素晴らしい書籍を活用して、苦手なパートをなくしていきましょう。
5.4 目標「900〜990点」の人にオススメのTOEIC勉強法
TOEIC900点以上を取得されている方々は、どちらのセクションでも満点を取りたいという気持ちが常にあります。ここで紹介する学習法はそんな向上心が高い方々向けのハードなものになっているので、ぜひ最後までご覧ください。
リスニングの勉強法
リスニング対策としては下記の1つのポイントが挙げられます。
- 英語のポッドキャストを聞く
ここまで紹介した勉強法だけでも、リスニング450/495点を実現できる人はいるでしょう。それだけ、「模試を解くこと」と「シャドーイング」「ディクテーション」は効果的なのです。
しかし、よりリスニング力を上げたいなら英語のポッドキャストを聞くのがおすすめです。TOEICに直接的に関係はありませんが、総合的な英語のリスニング力は鍛えられるので、余裕のある方はチャレンジしてみてください。
リーディングの勉強法
リーディング対策としては下記の2つのポイントが挙げられます。
- 単語帳に出てくる派生語も覚える
- 制限時間の9割で模試を解けるように練習する
900点を超える場合、単語帳の重要単語以外(派生語など)も暗記しておきましょう。そして、それらの品詞(形容詞や名詞などの分類)を覚えておくことが大切です。
また、制限時間の9割でリーディングをすべて解ききる力を身につけておきましょう。自宅などのリラックスした雰囲気の場所で時間が足りない人が、試験会場という緊張感のある現場で時間が余ることは想像しづらいですよね。そのため、勉強段階ではより負荷をかけて、短い時間でも問題を解く力を身につけておくのがオススメです。
6. 【さらなるキャリアアップを目指す人向け】TOEICは短期集中で対策して、アウトプット力を身につけるべき3つの理由
TOEICは高得点を取れば転職に使える、非常に素晴らしい英語資格のひとつです。しかし、TOEICにはデメリットもあります。「スピーキングやライティングなどのアウトプット力を測れない」ことです。
たまに「TOEICは900点超えてるけど、英語は話せない」といった人がいますが、その原因はまさしくTOEIC対策のみを英語学習としてやってきた弊害だと言えます。
もし、TOEICを使ってさらなるキャリアアップを目指したいと考えているなら、TOEICで目標スコアを取った後は次のステップに目を向けましょう。具体的にはアウトプット力を鍛えて、リアルなビジネスの現場で英語を使える力を証明することです。
なぜ、そのような勉強にシフトすべきなのか、その理由を下記の3つに分けて解説します。
- TOEICは実践の英語力を鍛えられない
- ビジネスの現場ではアウトプット力が一番必要
- TOEICは海外では通用しない英語資格
6.1 TOEICは実践の英語力を鍛えられない
TOEICは英語の基礎力が測れる優秀な英語資格ですが、実践の英語力が鍛えられないのも事実です。つまり、TOEICばかりを勉強していても、英語が話せるようにはならないのです。
もし、あなたが英語をビジネスの現場で活用したいなら、アウトプット学習に目を向けていきましょう。もちろん「転職に使いたい」という理由だけのためにTOEICを勉強して、高得点を取った後は勉強しないという選択を取るのもひとつの手です。しかし、せっかく膨大な勉強時間をかけて英語の基礎力を身につけたなら英語がスラスラ話せるようになりたいですよね。そのためには、アウトプット中心の学習を始めるのがおすすめです。
6.2 ビジネスの現場ではアウトプット力が一番必要
TOEICのスコアが転職活動に活かせることを解説しましたが、ビジネスの現場で最も求められる力はアウトプット力です。
ビジネスの現場で英語が話せない、書けないでは意味がありません。外国人クライアントとの面談やミーティングで活躍できる人材は全員、英語のアウトプット力を鍛えています。TOEICの学習だけでもこれらの業務に対応できる方はいるかもしれませんが、実際に英語をアウトプットしている経験が少ないと難しいでしょう。
でも、ご安心ください。TOEICで700点以上の高得点を取れた人は、仕事で使うレベルの英語力はすでに持っています。あとは、それをアウトプットする力を身につけるだけです。
6.3 TOEICは海外では通用しない英語資格
また、TOEICは海外では通用しない英語資格です。そのため、TOEICでどれだけ高得点をとっても限界があるのです。
実際、海外の大学進学や外国企業への就労、ビザ取得の条件には「TOEFL」や「IELTS」といったグローバルな英語資格が重要視されています。
では、なぜこれらの資格がTOEICよりも重要視されているのでしょうか。
その理由としては、英語4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)のすべてが測定されることが挙げられます。
TOEICでは4つのうちの2技能しか測定できないため、それだけでは仕事で使える英語力を持っている人材であることは証明できないのです。
自分が英語を話せると他者にアピールするには、TOEIC以外の英語資格を取得することをオススメします。
7.「One Month Program」は実践的なビジネス英語が鍛えられる英語コーチングサービス
転職やキャリアアップのために、TOEIC高得点を独学で目指すという方は多くいるでしょう。しかし、英語学習のゴールはそこではありません。
本当にビジネスの現場で自分の英語力を活用したいなら「TOEICのその先のステップ」の学習にもチャレンジしましょう。転職などを目標にTOEICを勉強している方は、ビジネス英語を鍛えるのがオススメです。
そこでおすすめのサービスが「One Month Program」になります。計1,700社以上のグローバル企業に通訳・翻訳を提供してきたテンナイン・コミュニケーションが提供する本サービスは、1ヶ月という短期間から始められる英語コーチング&オンライン英会話サービスとなっています。課題を毎日提出することで、日本人トレーナーとネイティブ講師による丁寧なフィードバックがもらえるため、独学の最強のお供になってくれるのです。
7.1 1か月間という超短期間で集中的に取り組めるプログラム
One Month Programはその名のごとく、最短28日で修了できる超短期集中プログラムです。海外出張・外資系企業への転職など期限が明確に決まっているビジネスパーソンの方にご好評いただいております。
また、One Month Program受講者はTOEICスコア850~950がボリュームゾーンとなっており、英語をさらにブラッシュアップさせたい中級者・上級者の方に特におすすめしたいプログラムです。
7.2 専門的で複雑な業務内容にも対応できる高いカスタマイズ性
ビジネスパーソンが英語を学習する目的は、言わずもがな「仕事で英語が必要だから」。ところが、費用と時間をかけて英語を勉強しても結局仕事で英語は使えない、という人が多くいます。これは、教材と実際の業務内容との間に乖離があるためです。「ビジネス英語」を謳うコースの教材は、汎用的なビジネスシーンを取り上げたものが多く、受講者一人一人の事情に合わせることはできません。
One Month Programの「英作文トレーニング」では、目の前で動いている仕事について英語で表現することで、受講者一人一人にとって今必要な実用性の高い英語を身に着けることができます。
提出した英作文課題はすべて添削し、詳細なフィードバックと共にお返しします。臨床実験の報告など専門性が高い内容や、取引先との交渉など複雑で具体的な内容の英語にも対応できる高いカスタマイズ性がOne Month Programの強みです。
さらに、添削された英作文を使ったレッスンを通して、仕事に活きるアウトプット力もしっかり養成できます。
7.3 経験豊富な英語のプロフェッショナルによるサポート体制
One Month Programでは、受講前の無料カウンセリングから受講中の学習サポート、受講後のフォローアップまで、高い英語力と様々な業界のビジネスパーソンへのコーチング実績のあるトレーナーが一貫してサポートしています。単語の細かいニュアンスの違いや英語に訳すことが難しい日本語表現も、随時チャットで質問できる体制になっています。
レッスンを担当する英語講師は、ビジネスパーソン専門で講師歴10年以上のネイティブスピーカーのみの採用しており、日本だけでなくグローバルなビジネス慣行にも精通しています。医療や金融など専門性が高い業界で働くビジネスパーソンやTOEICスコア990の超上級者にも質の高いレッスンと大変好評いただいています。
8. まとめ:TOEICを転職に活かして、さらなる英語力アップの土台にしよう
今回は、転職やキャリアアップに使えるTOEICスコアと目標スコア別のTOEIC勉強法について解説しました。
ここまで何度も説明してきた通り、TOEICはあくまで読み書きの能力が測れる英語資格であって、総合的な英語力が測れる試験ではありません。
しかし、TOEICで高得点を取る過程で手に入れた英語の基礎力は本物です。せっかくならそこで身につけた英語力をさらなるレベルアップに活かしてみてはいかがでしょうか。
そのためのサービスとして「One Month Program」などの英語コーチングやオンライン英会話サービスを活用して、ビジネスに使える英語力を身につけてください。
Writer
One Month Program
グローバルで活躍できる人材のための英語情報を発信します。
ビジネスに特化した1か月の超短期集中英語プログラム
https://www.ten-nine.co.jp/onemonthprogram/
運営会社:【通訳・翻訳・英語教育】テンナイン・コミュニケーション
https://www.ten-nine.co.jp/