ステレオタイプではありますが、日本型ビジネスと欧米型ビジネスの違いの1つとして話題になるのが、決断の速さ。日本型ビジネスは議論に時間をかけてなかなか決断までたどり着けないのとは反対に、決断がなされたらその後はスピード感を持てるといわれます。逆に欧米型ビジネスはスピードをもって決断を下すのですが、その後に追加の議論が生まれたりしてなかなか先に進まないことがあるともいわれます。
このような文化差の1つにあるのが臨機応変な対応や即座な対応。これを表す表現でよく使われるのが、On the flyです。Make a decision on the flyであれば、事前に決断をしておくのではなく、「その場で決断をする」ということ。スポーツでも、サッカーや野球のようにあるタイミングで「選手交代します」と宣言するのではなく、アイスホッケーのようにプレーの進行中に交代することもSubstitution on the flyと言います。
似た表現にはPlay it by earも。「即興で行う」とか「その場の状況に合わせて対応する」という意味。週末の予定を立てようとしていても、雨が降るかもしれないときなどは、Let’s play it by ear.で、雨が降ったらその場でどうするか考え、晴天であれば外での活動をその場で考えるときに使えます。 これらの表現は「臨機応変に」というプラスの意味でも使われますし、「その場しのぎ」という風に使われることもあるので、前後関係を見ることが必要です。
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