【受けてみた】オンライン英会話は効果なしと感じた3つの理由
2024.01.30
update 2024.02.15
オンライン英会話を受けている、あるいはこれから受けようと検討している方であれば、「オンライン英会話って効果があるのかな?」と気になったことは一度はあると思います。
日常的に仕事で英語を使う筆者が実際にオンライン英会話を受けてみての結論としては、オンライン英会話は効果がなかったです。
この記事ではなぜオンライン英会話を効果がないと感じたか、その上で英語力をどのように伸ばしていけばよいかについて紹介しています。
年齢・性別:30代 男性
客観的指標:TOEIC 905
英語学習経験:大学受験向けの一般的な中学・高校での英語学習
留学経験:中学3年生でカナダに2週間ホームステイ。国内の大学卒業後、海外の大学院に進学し、通訳翻訳学科を卒業
日常生活での英語との接点:仕事では毎日英語を使っている。チャットでのコミュニケーションがほとんどで、月に1回ZoomでのMTGがあるかどうか。仕事以外で英語を使う場面はなく、英語に触れる機会は洋楽や洋画などエンタメのみ。
英語力の自己分析と課題:仕事を進めるうえで英語でのコミュニケーションで困る場面はなく、複雑なこともほとんど誤解なく伝えることができる。現状ものすごく困る場面はないが、英語をさらにブラッシュアップさせたい。具体的には、チャットでネイティブの返信を見たときに、より端的で洗練されたネイティブらしい言い回しを目にした時になるほどと思うことが多くあり、自身の表現力も上げたい。
目次
1. オンライン英会話に取り組んでも効果がないと判断した3つの理由
私が実際にオンライン英会話を受講して効果がないと感じた下記3つの理由をお伝えします。
①楽しくおしゃべりをしただけだった
②褒められるだけで自分に何が足りないかがわからなかった
③自分にとってはゆるすぎると感じる講師がいた
それぞれについて実体験をもとに解説していきます。
1.1 楽しくおしゃべりをしただけだった
端的にいうと、ただ自分が知っている単語やフレーズを使って心地よく英語を話すだけで、レッスンを受けての新しい学びがほとんどありませんでした。私は普段の仕事で外国籍社員とコミュニケーションを取っていると、ネイティブらしいより洗練された自然な表現を目にすることが多くあります。そのような表現を目にするたびに自分の英語はまだ伸ばせるなと実感するのですが、仕事の中で同僚である外国籍社員から英語を学ぶわけにはいかず、また、仕事の中で自分の英語が直されることもないので、英語力を伸ばすにはやはり何かしらの学習サービスを利用するしかないと思い、オンライン英会話を受講してみました。
オンライン英会話でレッスンを受ける前は、「レッスンを通してネイティブらしい言い回しをたくさん教えてほしい」と期待していたのですが、実際にレッスンを受けると、いつも卒なく意思疎通が取れてしまい、新しい学びや気づきがほとんどありませんでした。毎回のレッスンの中で2~3個程度は講師の方から単語を教えてもらうのですがすでに知っているものばかりで「これを繰り返していても新しいことは何も学ばないな。」と感じてしまいました。
1.2 褒められるだけで自分に何が足りないかがわからなかった
普段から英語を使ってある程度仕事をこなせるようになると、何をすればさらに英語力を伸ばせるのか自分だけでは分からなくなり、オンライン英会話を受けて、自身の英語力の課題を見つけたいと思っていました。
ところが、実際にレッスンを受けてみると、ほとんど毎回「ものすごく英語が上手だね!」と褒められるばかりでした。「英語力を伸ばすために何をすればよいか」を尋ねても、講師の方からこんな勉強をした方がよいというアドバイスを得ることもできず、毎日ただ英語のレッスンを継続して受けるだけになってしまいました。
1.3 自分にとってはゆるすぎると感じる講師がいた
英語を話すハードルを下げるというために、意図してフランクな場を作り緊張感を和らげていることはもちろん理解した上ですが、自分にとっては想像していたよりもゆるい雰囲気だなと感じました。一例としては、コーヒーカップを片手にソファに腰かけた大学生っぽい方とのレッスンがありました。失礼に感じることはありませんでしたが、少しゆるすぎるなあと思ったことで、適度な緊張感の中で頭をフル回転させて英語を話そうという気がなくなってしまいました。
2. 【やっておけばよかった…】オンライン英会話は[効果なし」を「効果あり」に変えるために取り組むたい4つのこと
オンライン英会話自体は、日常生活で英語を話す機会がない日本にいながら手軽に英語を話す機会を作れる非常に魅力的なサービスです。オンライン英会話で英語力を伸ばすことはもちろん可能で、そのためには次の4つを意識してみて下さい。
①自分の目的に合ったオンライン英会話サービスを選ぶ
②レッスン前後の学習を徹底する
③レッスンの主導権を握る
④オンライン英会話以外の手段を検討する
2.1 自分の目的に合ったオンライン英会話サービスを選ぶ
まずオンライン英会話で何を達成したいのかということを改めて考え、明確にしておきましょう。
コロナ禍以降で数多くのオンライン英会話サービスが利用できるようになりました。それぞれのサービスに異なる特徴があるので、コスパ重視で費用だけしか見ずにオンライン英会話を選ぶと肝心の英語力の伸びにつながらないサービスを選ぶことになってしまいます。目標別におすすめのオンライン英会話サービスをご紹介していますのでご参考になさってください。
① 英語で話すことに慣れ、緊張しないようになりたい
・回数無制限で約5,000円/月という高コスパのNative Campがおすすめ
・講師との親しみやすさで高い支持率を受けているECCオンラインがおすすめ
②様々な国籍の人と楽しく英語で話したい
・世界126ヵ国の講師のレッスンが受けられるDMMオンライン英会話がおすすめ
③考えていることをすぐに英語で話せる流暢さを見つけたい
・まるで語学留学のように様々な国籍の受講者と一緒にグループレッスンが受けられるEF English Liveがおすすめ
オンライン英会話サービスについてさらに詳しく知りたい方はこちら
徹底比較! 一歩先を行くビジネスパーソンにおすすめのオンライン英会話スクール20選
2.2 レッスン前後の学習を徹底する
オンライン英会話は「英語で話せないことを見つける場」です。①レッスンでうまく話せなかったことを見つけ②レッスン後にきちんと振り返り③次回は話せるようにする、このサイクルを繰り返すことによって話せることが増える=英語力が伸びるが実現できます。
そのため、レッスンぶっつけ本番を繰り返していては英語力の伸びは期待できません。
レッスン前であれば話したい内容を予行練習しておく、レッスン後は次回は正しく英語で言えるように学んだ内容を反復練習して身に着ける、という自己学習を徹底して行いましょう。
2.3 レッスンの主導権を握る
オンライン英会話で効果を出したいのであれば、とにかくレッスンの主導権を自分で握り、講師にはそれに付き合ってもらうくらいの積極的な姿勢で取り組む必要があります。
レッスンの主導権とは具体的には
・レッスンで何をしたいか(発音を良くしたい、文法の間違いを指摘してほしい)を講師に明確に伝える
・自分からどんどん話し、講師がそれに応える形にする
・分からないことがあれば必ず質問する
といったことを指します。
レッスンの主導権が握れていない、つまり講師任せのレッスンを受けているというのは、
・レッスンで何をしたいか自分でも分からない
・講師の質問に答えるばかりで自分からは話さない
・分からないことがあっても質問せずわからないまま
という状態でレッスンを受けていることになり、これでは英語力が伸びないのは誰の目から見ても明らかですね。
2.4 オンライン英会話以外の手段を検討する
そもそも論ですが、原点に立ち返りオンライン英会話以外の手段を検討することも重要です。上記2.1~2.3で解説した取り組みを実践していけばオンライン英会話で英語力を伸ばしていける可能性がありますが、自分一人で継続して実施していくことは正直かなり大変です。逆説的にいえば、自分一人で学習を管理できる人はオンライン英会話で得られる効果も客観的に把握することができ、この記事を読んではないでしょう。
弊社テンナイン・コミュニケーションが提供するOne Month Programでは、無料カウンセリングを提供しておりますので、英語学習でお困りのことがあればぜひ一度お気軽にご相談ください。
3. オンライン英会話がだめなら英語コーチングを試してみたい3つの理由
オンライン英会話では効果がなさそう・・・と感じる人は、一度英語コーチングを検討してみてはいかがでしょうか。
英語コーチングでは、
① 英語力を伸ばすための課題が分かり
② その課題を解消するための最適な学習方法が提示され
③ 英語のプロからのフィードバックを受けながら学習を進められる
という3点から効率的に学習を進めることができます。
3.1 自分の英語力の課題が明確になる
英語コーチングを利用すると、現状の英語力の課題が明確になります。
オンライン英会話はあくまで「英語で会話をする機会」を提供するサービスです。また、ネイティブ講師であれば自分の英語力の何が足りないか教えてくれる、というのは実は大きな落とし穴で、ネイティブ講師は英語圏で自然と英語を学んできたからこそ、英語が母語ではない学習者がどんなところで躓くのか、といったことはわかりません。
一方で、英語コーチングでサポートしてくれる英語のプロたちは、帰国子女や生まれながらのバイリンガルではなく、同じように英語で悩み克服してきた一般的な英語学習者です。そのため、同じ学習者としての目線で英語力を測定し、課題を洗い出してくれます。
なぜ英語力の課題を明確にする必要があるかというと、課題を明確にすることでどんな勉強をすれば英語力が効率的に伸ばせるかがわかるためです。逆に言うと、やみくもに単語を覚えたり、レッスンを受けることを1年、2年と続けていっても英語が全く伸びないという悲惨な結果が待っていることもあります。
さらに英語力の課題というのは、例えば「リスニングが苦手」といった漠然とした弱点の意識ではなく「ネイティブのスピードだと一回で聞き取れない」「スピーキングで文法が崩れてしまう」というように、具体的で、測定可能な形まで落とし込むことが求められます。
ですが、特に初級~中級の学習者にとっては、自己分析をして上記のレベルまで課題を落とし込むということが難しいです。そもそも自分の英語力で何が足りないかというのはかなりの上級者にならないと導き出せません。そのため、「英語力を伸ばす」という抽象的な目標をよりロジカルに考えていくために、一度英語コーチングサービスに話を聞いてみると良いかもしれません。
3.2 効率的に学習できる
英語コーチングでは、どんな勉強をすれば効率的に英語力を伸ばしていけるかという具体的な学習方法を教えてくれます。オンライン英会話で得られるインプットは、新しい単語やフレーズ、発音のポイント、文法など、英語そのもののミスについては指摘してもらえますが、自己学習に関するアドバイスや効率的な学習方法などは教えてもらえません。その理由は、先述した通り、オンライン英会話は「英語で会話する場」だからです。
一方で英語コーチングでは、個々の学習者に対してその時必要な英語学習法を具体的にアドバイスしてくれます。ジムのトレーナーが筋トレのトレーニング方法をたくさん知っているように、英語コーチングでサポートしてくれる英語のプロも様々な英語学習法を知っていて、実践できるように丁寧に教えてくれます。
例えば、スピーキング力UPで定番のシャドーイング(聞こえた音をそのまま声に出す練習法)も、解決したい課題によって取り組み方が変わります。
① 音と音が重なるリエゾン*1や脱落する子音の発音*2といったネイティブスピーカーらしい発音を身に着けたい
→事前にスクリプトをしっかりと確認しどの部分で音の変化が発生しているかきちんと把握したうえでシャドーイング
*1 リエゾンの例:a lot ofが「アロットオブ」ではなく「アロロブ」のように単語がひとつながりになったような発音になる
*2 脱落する子音の発音の例:thatが「ザット」ではなく「ザッ」のようにtの音が落ちたような発音になる
②通訳者のように幅広いトピックをネイティブの発音スピードでも一回で聞き取れるようになりた
→TED talkなどを使って、スクリプトや字幕なしで聞こえたままにシャドーイングをしていく
このように英語コーチングでは具体的にどんな勉強をいけばよいか、論理的に提示してくれるので、自己流で学習するよりも学習の効率が劇的に上がります。
3.3 プロからフィードバックやサポートが得られる
英語コーチングでは、英語のプロからのフィードバックや学習サポートを得ることができます。
独学は当然ですが、オンライン英会話もレッスン外での学習は必須なので、実は独学と同じくらい、自分一人で学習を管理していく必要があります。ところが、語学に挫折はつきものというように、自分一人でのモチベーションの維持は本当に難しいです。
一方で、英語コーチングでは、英語のプロがサポートしてくれる体制を作ってくれるので、モチベーションの維持しながら学習を継続していくことができます。
また、英語を学習していると「仕事で伝えたいことがあるが英語でどう言っていいか分からない」「本当にこの勉強を続けていって英語力が伸びるのか」「以前の自分と英語力が伸びているかどうかわからない」といった疑問や悩みがたくさん出てきます。こんな時にプロから適切なフィードバックを受けることで、自分一人で悩んで足踏みするよりも、圧倒的に効率よく学習を進めていくことができます。
もちろん日本人のトレーナーがサポートしてくれるので、聞きたいことがあるけれど英語でどう言えばいいのか分からないといったもどかしさはなく、聞きたいことを100%聞くことができます。
4. オンライン英会話で効果を感じない人は一度英語のプロに無料相談しましょう
オンライン英会話では英語力が伸びる気がしない、けれどどんな学習をしたらよいかわからない、という方は是非一度One Month Programの無料カウンセリングにお越しください。様々な業界の300社以上、のべ700人のビジネスパーソンへサービスを提供してきたOne Month Programのトレーナーが皆様の英語に関するお悩みにお答えいたします。
4.1 1か月間という超短期間で集中的に取り組めるプログラム
One Month Programはその名のごとく、最短28日で修了できる超短期集中プログラムです。海外出張・外資系企業への転職など期限が明確に決まっているビジネスパーソンの方にご好評いただいております。
また、One Month Program受講者はTOEICスコア850~950がボリュームゾーンとなっており、英語をさらにブラッシュアップさせたい中級者・上級者の方に特におすすめしたいプログラムです。
4.2 専門的で複雑な業務内容にも対応できる高いカスタマイズ性
ビジネスパーソンが英語を学習する目的は、言わずもがな「仕事で英語が必要だから」。ところが、費用と時間をかけて英語を勉強しても結局仕事で英語は使えない、という人が多くいます。これは、教材と実際の業務内容との間に乖離があるためです。「ビジネス英語」を謳うコースの教材は、汎用的なビジネスシーンを取り上げたものが多く、受講者一人一人の事情に合わせることはできません。
One Month Programの「英作文トレーニング」では、目の前で動いている仕事について英語で表現することで、受講者一人一人にとって今必要な実用性の高い英語を身に着けることができます。
提出した英作文課題はすべて添削し、詳細なフィードバックと共にお返しします。臨床実験の報告など専門性が高い内容や、取引先との交渉など複雑で具体的な内容の英語にも対応できる高いカスタマイズ性がOne Month Programの強みです。
さらに、添削された英作文を使ったレッスンを通して、仕事に活きるアウトプット力もしっかり養成できます。
4.3 経験豊富な英語のプロフェッショナルによるサポート体制
One Month Programでは、受講前の無料カウンセリングから受講中の学習サポート、受講後のフォローアップまで、高い英語力と様々な業界のビジネスパーソンへのコーチング実績のあるトレーナーが一貫してサポートしています。単語の細かいニュアンスの違いや英語に訳すことが難しい日本語表現も、随時チャットで質問できる体制になっています。
レッスンを担当する英語講師は、ビジネスパーソン専門で講師歴10年以上のネイティブスピーカーのみの採用しており、日本だけでなくグローバルなビジネス慣行にも精通しています。医療や金融など専門性が高い業界で働くビジネスパーソンやTOEICスコア990の超上級者にも質の高いレッスンと大変好評いただいています。
Writer
One Month Program
グローバルで活躍できる人材のための英語情報を発信します。
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運営会社:【通訳・翻訳・英語教育】テンナイン・コミュニケーション
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