「英語を身に着けたい」「半年ならがんばってみたい」と思う一方で、「どうやったら半年で英語を話せるようになるのだろうか」と思う方は多いと思います。実は、「こうすれば、半年でも英語は話せるようになる」という方法はちゃんとあります。なぜなら、それは独学やレッスンを組み合わせて、なるべく簡単に安くがんばれる方法だからです。
半年間のどのタイミングで、どういうことをどうやって学習すればいいのか、そのロードマップを紹介したいと思います。かなり具体的に「この本を使ってこう勉強しましょう」というところまで解説しています。また、「するべきこと」と「しちゃダメ」なことも整理しているので、無理な計画を立てたり、いいトレーニングだけど負担がかかって英語学習そのものをあきらめてしまったりすることも避けられます。
読み終えていただいた時には、何をすればいいのか明確になって、今すぐ勉強したい気持ちになっていただけたら嬉しいです!
半年間、どんな教材やサービスを、どういう風に使って勉強すればいいのか、完全ロードマップをご紹介します。ポイントは、「自分が話せるようになりたいこと」に絞ることです。英語全体をカバーしようとすると、英語の「勉強」をするばかりで、話せるようになりません。まず、「半年間、こう勉強すれば話せるようになる!」というロードマップを、まず簡単にご紹介し、どのタイミングでどういう勉強をすればいいのか、順に解説していきたいと思います!
まず、学習1日目にすることは、英語ではありません!半年後に英語で話せていたいことを日本語にすることです。それを英語にしていく半年間と考えてください。そうやって、最初にゴールの明確化をしましょう!
そのうえで、いきなりレッスンを受けるのではなく、レッスンで話すためのフレーズを1か月かけてインプットします。そうやって覚えたフレーズをレッスンで使いまくって知識をアウトプットしするのが次の2か月間です。そうすると、話せないこともたくさん出てくるので、それをメモしておきます。4か月目からは、それをどんどん英訳してレッスンで試して、使えるフレーズにしていきましょう。そうやって5か月間、話すことに集中して、単語やフレーズが貯まったところで、最後にリスニングしまくって締めくくりましょう。
独学と英会話レッスンのミックスで、なおかつ、このタイミングでこれをしましょうという流れもあり、「本当に半年で話せるようになるのだろうか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。なぜこの流れがベストなのか、以下でブレイクダウンして解説していきたいと思います!
目次
1. 1日目 半年後に英語を話している自分をイメージする
まず何よりも最初に、半年後にどういう内容を英語で話せていたいかをイメージするのが最重要です。注意点は、闇雲に参考書などを買わないことです!「自分が話し聴けるようになっていたいこと」を最重要視しましょう。
1.1【これをする!】半年後に話せていたい内容を日本語で良いので書き出す
「英語を半年かけて勉強しよう!」と思い立ったら、まずその日に、「半年後にどういうことを英語で話せていたいか」をイメージして、「実際に話しそうな内容を、日本語で思いつくまま、とにかくワーッと書き出す」ことに集中しましょう。
シンプルに「6か月後の目標=6か月後に英語で話せていたいこと」のはず!業務の具体的な場面での英語だったり、海外の友人とのちょっとした会話だったり、「今は全然英語にならないけれど、それを英語で話したい!」と思うことを、日本語なら一気に書き出せるはずです。それを英語にできるようにする6か月にしていきましょう!
1.2【これをする!】英語環境にする!
せっかくがんばるのであれば、かっこいい英語環境を整えてモチベをあげていきましょう。1番のおすすめは、「スマホの言語設定を英語にする」こと。操作は、普段から使い慣れているので、その英語が何を表すかが体感的に分かるはずです。一点注意なのは、何かのときに、言語設定を日本語に戻すために、言語設定のメニューのたどり方を覚えておくことです!
もうひとつは、英語の映画を見たり、英語の曲を聴いたり、日本のニュースを英語音声に切り替えたりして、「英語漬けになる」ことです。最初のうちは、英語の音のリズムに慣れるのが目的なので、意味は分からなくても全然大丈夫です。
「映画は字幕なしで見たほうがいいですか」と聞かれることが多いのですが、まずは日本語字幕付きで見たほうがいいです。映画やドラマになるほど、こなれたフレーズやジョークが頻発するので、字幕がないと、まったく意味が分からない場合が多いです。むしろ、日本語字幕で見ながら、字幕に相当する英語とのギャップに時々気づく面白さを味わってください。
1.3【これはしちゃダメ!】計画を立てることに時間を使わないように!
大事なのは、1日に何時間勉強しようとか、この参考書を何ページずつやろうとか、無理な計画を最初に立てないこと!
学習のスタートは、「計画を立てる」ことでなく「何をできるようになりたいかを明確にする」ことです。なので、物理的な計画表を作るのでなく、6か月の学習計画の1日目にすることは、「こういう時にこういうことを英語で話したい」と思うことを、とにかく一行でも多く、日本語で書き出しておくことです。
1.4【これはしちゃダメ!】最初からTEDや中学英語をやらないように!
英語学習計画を立てるときに犯しがちなのが、ものすごく難しいことをやろうとしたり、ものすごく基礎的なところからスタートしたりしてしまうことです。この方法だと、モチベは6か月もちません!
TEDなど「難しい内容をリスニングしようとしても、そもそも単語を全然知らなければ聴き取る以前の話」になってしまいますし、かといって、中学英語からスタートすると、「基礎ばかり勉強していて自分が話せるようになりたい英語とのギャップを感じるばかり」で、モチベを保つのが非常に難しいです。そうして段々と勉強しなくなり、そうなってしまったことに落ち込むという、負のスパイラルに陥ってしまいます!
2. 最初の1ヶ月 定番フレーズのインプットをしまくる
最初の1か月は、ひたすらインプットに徹しましょう!「英語を話す」というアウトプットが目的だとしても、そもそも単語やフレーズを知らなければ、何も聴き取れないし話すこともできません。なので、「最初の30日間はとにかくひたすらインプット」をしましょう。そうやってインプットに徹したあとは、「覚えたフレーズや単語をひたすら使いまわす」という夢のようなアウトプットのステージに進めるので、最初の1か月でひとつでも多くのフレーズを脳みそに刻みましょう!
2.1【これをする!】この教材を使う!
では、フレーズをどの教材で覚えればいいのかと言うと、この2つのどちらかがおすすめです。いつ使うか分からないようなこなれたフレーズは必要なく、最初の1か月のインプットは、「無理やりにでもフレーズを使って話す」ことを念頭にしていきましょう!日常会話中心であれば前者を、ビジネス英語中心であれば後者を選んでください。
とにかく日常生活で使うシンプルで使いまわしが効くパターンフレーズが満載です。
英会話フレーズの類いの本は、世の中にたくさんありますが、この本は特別です。多くの本がとりあげるフレーズは、そのフレーズ単体で使うものなので使いまわしが効かなかったり、どういうシチュエーションで使ったらいいのか分からなかったりという場合が多いです。
一方、本書は単語を入れ替えればどんどん使いまわせるようなフレーズが満載です。Is it OK if~? 「~してもいいでしょうか」 / There seems to be ~.「~があるみたいです」 / Can you tell me ~?「~か教えてもらえますか」などなど、フレーズ自体はとても簡単なので、さくっと覚えることができて、あとは単語を入れかえて使いまわせば、日常会話は何とかなります。
目標としては、掲載されているパターンフレーズすべてを、1か月かけて覚えきるのがベストです。難しく複雑なフレーズは多くないので、とにかく全部覚えてみてください。
【CD-ROM・音声DL付】ビジネス英語表現大辞典6000+
ビジネスでありえそうな状況が網羅されているので、自分が英語で言いたかったことだ!と思うフレーズが見つかるはずです。「遅刻・早退・欠勤」「行事・講習・研修」「計画と目標設定」という具合なので、日常ビジネスコミュニケーションのフレーズがそろっています。
本書の使い方のポイントは、まず自分が話しそうなトピックの章を絞ることです。本のタイトルは6000+となっていますが、覚える章を絞ると、意外に少なくなるかもしれません。業務の局面ごとに章が分かれているので、まずは自分にとって必要な章だけにフォーカスして、覚える数を絞ると気が楽になります。
最初にざっと目次を見て、自分が遭遇しそうにない場面の章は、思い切って飛ばしてください。使いそうにないフレーズを覚えても仕方ないので、本を手に入れたら、章を見渡してみて、取捨選択を先にしておきましょう。
2.2【これをする!】1か月で4周が最低目標!
1か月つまり4週間あるので、最低でも1週間で1周、1か月で4周、本を繰り返すのが目標です!
そこでのポイントは、「覚えようとせず、繰り返し見る」ことです。なじみのない単語やフレーズは覚えようとしても覚えられません。とりあえずどんどん進んで、先の方のページまで見ることで、最初は難しく感じたフレーズが、後ではふつうに使われていたりして、記憶に残ったりします。
1周目2周目は、スピード重視で「とにかくページをめくり繰り返し見る」ことを重視しましょう。先に進めば、「たくさん英語を見るので、先に進むうちに気づいたら覚えてしまう」ことができます。最初の方のフレーズを覚えきろうとすると、なじみがないものを何度も覚えようとするので辛くなります。けれども、とりあえず読み進んでいれば、自ずとフレーズに遭遇するので、自然と覚えられます。
2.3【これをしちゃダメ!】コツコツ覚えるのでなく、一気に何周も繰り返して全暗記!
最初の1か月間の目標は、フレーズの全暗記です!暗記の方法は、「ちょっとずつ進めていく」のでなく、「一気にザーッとを何周も繰り返す」です。
ちょっとずつ進めても、少し経つと最初の方はどうせ忘れてしまいます。これはけっこう地味に落ち込みます。なので、「覚えられなくても気にせず、何度も目に焼きつける」ということを意識して、どんどんページをめくって、1ページでも先に進み、1周でも多く回すことを重視していきましょう!
3. 2か月~3か月目 アウトプットしまくる
最初の1か月で飽きるくらいにフレーズは見てインプットしたので、次の2か月間では「徹底的にアウトプットをしまくる」という、最高に楽しく最高につらいステージに入りましょう!「英語で会話できてる!けど、これを英語で何て言えばいいか分からない!」という喜びと悲しみを同時に味わいながら、メキメキと力をつけられる2か月間です。
3.1【これをする!】オンライン英会話サービスで実践する!
インプットしたフレーズを試す場所としては、オンライン英会話がベストです。1日15分でもいいので、毎日のようにレッスンを受けまくりましょう。あくまでもレッスンなので、うまくしゃべれなくても全く気にする必要はありません。深く考えすぎず、とにかくよく分からない英語を頑張って理解して、「間違っていてもいいので、自分の手持ちの英語をフル活用してアウトプットする経験」を積みましょう。
この2か月目から3か月目までのアウトプットに適したオンライン英会話サービスを3つ紹介します。「レッスンの密度や教材は気にせず、とにかく受講の敷居が低く、リーズナブルに回数多く受講できるタイプのサービスがおすすめ」です。
学習2か月~3か月目のおすすめのオンライン英会話3選
コース | 標準プラン受講料 | おすすめコース |
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レアジョブ英会話 | 月7,980円(税込) 25分の無料体験レッスン | スモールトーク(初級~中級) |
ネイティブキャンプ | 月6,480円(税込) 7日間無料トライアル | 5分間ディスカッション(初級~上級) |
DMM英会話 | 月7,900円(税込) 25分x2回の無料体験レッスン | ビジネス(中級~上級) |
※コースやオプションによって月額受講料は変わります。また、様々な割引キャンペーンも実施されるので、ぜひ公式ウェブサイトでご確認ください。
レアジョブ英会話
レアジョブ英会話は「スモールトーク」がおすすめです。様々な世間話のトピックで会話をたくさん練習できます。最初の1か月でフレーズは大量にインプットしているので、レッスンを受ける際には、カリキュラムに沿ったコースでなく、思い切って「スモールトーク」の自由会話に挑戦してしまいましょう!そうすると、「インプットしたフレーズで話せることがある一方で、話したいのに話せない!」と思うことが、かなりあるはずです。その「話したいのに話せない!ことを話せるようにしていけば、英語ができる」ようになります。
ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプは「5分間ディスカッション」がおすすめです。5分という短い時間でテンポよくディスカッションして、発音やフレーズや文法の復習を行います。ひとつのトピックを深堀りしてしまうと、英語力でなく発想力・ディスカッション力が必要になってしまうので、英語の勉強としては意味がなくなってしまいます。「5分間という短い時間であれば、浅く広くディスカッションするので、発想力でなく英語力だけを鍛えられる」のが特徴です。
DMM英会話
DMM英会話は「ビジネス」コースがおすすめです。「ボキャブラリーチェックやリーディング、それをもとにしたディスカッションができて体系だったレッスン」になっています。ひとつのトピックやシチュエーションに対して深堀りして学習したい方におすすめです。初級レベルの「会話」コースも体系だっているので、ある程度決まった流れに沿ってレッスンを受けることができます。
それぞれ無料体験レッスンや無料トライアルがあるので、まずはレッスンを試してみるのがおすすめです。教材や講師が、自分のレベルに合うか確認してみてください。
3.2【これをする!】覚えたフレーズをしつこいくらいに無理やり使う!
レッスンでは、覚えたフレーズを無理やり使いましょう。何を聞かれても、I think it’s important to~「~するのが大事だと思います」で返す、二言目には、Can you tell me~?「~を教えてもらえますか」と聞くぐらい、しつこく使いまわして口に覚えさせましょう。
そうすると、たまりかねて講師が、他の似たフレーズを教えてくれます。それこそ、フレーズを増やす大チャンス!「自分がアウトプットしない限り、新しいインプットも得られない」ので、苦笑いされるくらいに、覚えたフレーズを使い倒しましょう!
3.3【これをしちゃダメ!】しゃべれなかったら落ち込んでいないで、フレーズを必ずメモ!
レッスンとは言っても、自分が言いたいことが言葉にならず相手にも伝わらないのは、やっぱり落ち込みます。しかし、落ち込んでいる暇はありません。自分が言えなかったことや、講師が使っていたフレーズを必ずメモしましょう。
「言えなかったことが言えるようになれば、英語は話せるようになる!」ので、このアウトプットのフェーズでは、「しゃべれたことよりも、しゃべれなかったことを集めまくる」ことを意識しましょう!
4. 4か月目〜5か月目
前半の3か月で、インプット→アウトプットという流れで来たので、次は何となく想像つきますよね。そう!再びインプットです!
ここでのインプットは、最初の1か月とは、異なる目的があります。2か月間アウトプットをしてみて、「英語で言えなかったことリスト」が何百と溜まっているはずです。その「言えなかったことが言えるようになれば、英語が話せる」ので、「英語で言えなかったことリスト」を最大限活用するのが、このフェーズです。
4.1【これをする!】喋れなかったフレーズを全て英訳する!
日々のレッスンを通じて何百と言う「英語で言えなかったことリスト」をため込んだはずなので、今度はそれを全部英訳していきましょう!英語として正しいかどうかは、よく分からなくても大丈夫です。自分のリスト内の日本語をとにかく英語にする作業になります。
4.2【これをする!】英訳したフレーズをひたすら覚える!
英訳したフレーズは、ひたすら覚えましょう!合っているかどうかは気にせず、とにかく覚えて、そしてオンライン英会話などで使ってみましょう。そうすると、自分の言いたかったことが、以前よりも英語になっているので、コミュニケーションがスムーズになります。
「自分がアウトプットすれば、相手は反応してくれる。そうすると、さらに新しいインプットも得られる」ので、とにかく日々コツコツと、「英語で言えなかったことリスト」を英訳して、これもまた、無理やり使ってみて、経験値を貯めましょう。3回くらい生の会話で使えば、脳には刻まれていくはずです。
4.3 【これをしちゃダメ!】自力で英訳せず、DeepLやChatGPTで効率よく!
このフェーズのポイントは、英語として合っているか分からなくてもいいので、「言えなかったことをとりあえず英語にしておき、相手に正しいフレーズを教えてもらう」ということです。
「英語で言えなかったことリスト」は膨大になっているはずなので、自力で英訳しようとすると時間と労力がかかって辛くなります。自力で英訳はせず、DeepLやChatGPTの力を借りて、どんどん仮の英訳フレーズを貯めて、それをレッスンなどで試して正しい言い方を学ぶようにしましょう。
5. 6か月目 リスニングしまくる
最後の1か月まで来たところで一気にリスニングにトライしていきましょう。ゼロからいきなりリスニングするのはとても大変ですが、5か月かけて、大量にインプットとアウトプットを繰り返してきているので、リスニングそのものに特化したトレーニングはしていなくても、いつのまにか、かなり聴き取れるようになっているはずです。
5.1【これをする!】この教材を使う!
英語の総合力を身に着けるためには、英検教材がベストです!バランスよく様々なトピックや単語・フレーズをカバーしていて、くせもなくオーソドックスに必要な英語を身に着けられ、なおかつ問題数も多いので、おすすめです。これを使って、徹底的にリスニング力を伸ばしてください。
TOEIC®700点未満の場合、英検2級レベルのこちらを使ってみてください。単語やフレーズは見れば分かるものがほとんどかと思います。そうした「見れば分かるけど聞き取れない」というレベルを脱するために、幅広いトピックでたくさん聞く練習をしましょう。
TOEIC®700点以上の方は、英検準1級レベルのこちらにトライしてみてください。単語やフレーズの面で、トピックによっては知らない単語ばかりの場合もあるかもしれません。ある程度のリスニング力がある方がさらにリスニング力を伸ばすためには、トピックの幅を広げることが鍵です。英検対策の参考書は、専門的になりすぎずに、適度に幅広いトピックをカバーしているので最適です。英検準1級レベルの英単語・フレーズの知識があって聞き取れれば、かなり標準的な英語力を手にすることができます。
5.2【これをする!】聴き取れなかったフレーズをメモする
聴き取れなかったフレーズは必ずメモしていきましょう。見れば分かるフレーズも、使い慣れていなければ聴き取れないので、書き出すことで、そのフレーズに対する経験値を上げていきましょう。以下で、この問題集の使い方を解説します。
まずは、とにかく問題を解きます。1ユニット8問程度のセットが2チャプターあるので、1週間に2ユニットずつ問題を解いてみてください。集中力を保ちながらリスニング問題を解くのは、けっこうエネルギーがかかるので、「毎日コツコツよりは、がっつり解く日と、それを使ってトレーニングする日に分ける」と取り組みやすくなります。
そのうえで、「聴き取れなかったフレーズは必ずメモ」してください。使い慣れていないフレーズは、聴き取れないので、とにかく書き出すことで、聴いて見て書くことで記憶に刻みましょう。
5.3【これをする!】フレーズを何度も覚える
メモしたフレーズは、何度も見直して覚えましょう。レッスンで習ったフレーズや、リスニングしながら書き出したフレーズ、それらを「隙間時間に何度も何度も繰り返し見直す」ようにしてください。
これも、少しずつコツコツ覚えようとしても、どんどん忘れていってしまうので、深く少しずつ進めるのでなく、浅くザっと何度も見返すイメージで覚えてください。
5.4【これをしちゃダメ!】シャドーイングでなく音読で大丈夫!
シャドーイングやディクテーションはしなくても大丈夫です。どちらかと言うと、「何十回も音読」してみてください。発音やイントネーションを真似するつもりで、声に出して読んでいってください。シャドーイングやディクテーションは、音声を身につけるのに良いトレーニングでおすすめです。しかし、負担も大きいので、力尽きる可能性が高いです。余裕がない場合は、とにかく音読するのがおすすめです。
6. 短期間で英語力を身につけるならOne Month Programがおすすめ
ここまで、半年間で英語力を身につけるロードマップを紹介してきました。そのうちの少なくない部分で、自分ひとりで取り組む作業がありました。自分でフレーズを集めたり、自分で英語にしてレッスンで試したりと、けっこう負荷がかかります。それを効率的かつ自分に合った方法でサポートしてくれる英語学習プログラムが、One Month Programです。
6.1 1か月の超短期プログラム
One Month Programは、その名の通り、1か月間の超短期プログラムです。「ディクテーション」「シャドーイング」「英作文」の3つのトレーニング課題を提出して、それに対して、丁寧な添削が返ってきます。
英語力全般を伸ばすというよりも、「自分が英語で話せるようになりたいトピックだけに絞って英語で話せるように徹底的にトレーニングする」のが大きな特徴です。それによって、無駄がなく、自分が話せるようになりたいことが話せるようになるという目標を達成しやすいです。
6.2 自分が言いたいことをどう英語にすればいいのか徹底的に教えてくれる
特に、「英作文」では、半年間のロードマップ1日目の「半年後に話せていたい内容を日本語で良いので書き出す」のと同じように、自分の業務での具体的な場面や状況をもとにして英作文を書くので、自分が本当に話しそうなことだけに集中できます。
それに対して、単語やフレーズの使いわけや、文法の活用の仕方などが、添削内容に沿って解説してくれるので、「自分が言いたいことをどう英語にすればいいのか」が分かります。すぐに実際の仕事現場で使えるフィードバックばかりなので、即効性もあります。
通訳・翻訳エージェントだけあって、専門分野の内容であっても、的確に意図を汲んで英語を直してくれますし、日本人のトレーナーも英語に関するどんな質問にも答えてくれるので、英語力そのものを伸ばすことができます。
まとめ
ここまでお伝えした、「半年間で英語を話せるようにする完全ロードマップ」、いかがでしたでしょうか。いきなり教材にあたるのではなく、まず「英語で話せるようになりたいことを日本語で書き出す」こと、そして、「フレーズをインプットしてから、レッスンでアウトプットする」ことが最初の3か月間です。そして、レッスンの中で「英語で言えなかったことリスト」が貯まるので、それを「英語にしてレッスンで試す」ことを繰り返すと、自然に英語力がついていきます。そして、「最後の1か月で初めてリスニングを勉強」しましょう。語彙力も英語の経験もないままリスニングしても意味がないので、5か月間の積み重ねがある最後の1か月で、効率のよいリスニング学習をして、締めくくってください。
6か月というのは短いようで長い期間になるので、浮き沈みもあるかと思いますが、このロードマップを信じて頑張ってみてください。本記事を参考にして、みなさんの英語力が大きく向上することを願ってやみません。
Writer
One Month Program
グローバルで活躍できる人材のための英語情報を発信します。
ビジネスに特化した1か月の超短期集中英語プログラム
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