テクノロジーは日々進化しています。しかし新しいテクノロジーではなく、昔から使っている慣れたテクノロジーを使いたいという気持ちもあるでしょう。アメリカの病院では今でもポケットベルが使われていますし、空港に行けば昔ながらのドットプリンターで搭乗客名簿が印刷されます。
新しいテクノロジーの導入を妨げる要因として、RHIPという略語が使われることがあります。RHIPのRはRisk。新しいテクノロジーを導入すると、今まではスムーズだった業務に思わぬトラブルが発生することも。「少しくらい効率が悪くても特に困っていないから、わざわざ新しいテクノロジーを導入してトラブルに見舞われるより、今のままでいい」という考えです。HはHabit。「慣れている」という安心感です。新しい機械の使い方を学ぶのは億劫ということもあるでしょう。IはIdentity。医者が手書きのカルテを書いたり、学校の先生が黒板にチョークで板書をしたり、一昔前のテクノロジーがある仕事のイメージとして定着していることもあります。PはPower。例えばテクノロジーを使うことで、自分だけのメモがいろいろな人に見られてしまうのではないか。今までは連絡をしてこなかった人が、連絡をするようになるのではないか。自分の自由が奪われるという恐れの気持ちが生まれます。
RHIPが新しいテクノロジー導入の妨げになるということは、RHIPを解消することで新しいテクノロジーの導入をしやすくなることにつながります。
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