海外からのメールの署名に、He/Him/HisやShe/Her/Hersと書かれているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?
例えば差出人の名前と、会社名や部署名の間に上記の様な記載があったりします。
本来は、ジェンダー・アイデンティティの観点から、「私のことはHeという代名詞で呼んで下さい」「私のことはSheという代名詞で呼んで下さい」という意思を示すもの。
ジェンダー・アイデンティティーへの気づきを高める一方、それを公にしにくい人にとっては状況打破にはなっていないという批評もあります。
しかし、このような表記が実は国際ビジネスでは別のシーンで役に立つことがあります。
英語でもAshleyやPat、Kimなどは男性にも女性にも使われる名前で、名前からは男性か女性かわかりません。もっと馴染みのない言語圏の名前だと、余計に判断がつかないことがあるでしょう。
日本語の場合は「○○さん」で済みますが、英語ではそうは行きません。
逆に、日本人の名前に詳しくない人にとっては、メールをしている人が男性か女性かわからないことが少なくありません。
そんな時に、メール内に上記のような記載があると、呼称をHeにするか、Sheにするかの判断がつきます。
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