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【例文で解説】「傾向がある」の”tend to”と”be prone to”の使い分け

2023.10.24

update 2023.10.20

早速ですが、問題です。
「コンサルティング企業は、事業活動において透明性が高い傾向にある」を英文にする場合、tend toとbe prone toのどちらを使う方が適切でしょうか。

正解は
Consulting firms tend to be transparent in their business activities.
でtend toです。

【解説】
tend toもbe prone toも「~する傾向がある」という意味ではありますが、そのあとに続く内容やニュアンスに応じて、適切に使い分ける必要があります。

tend toは、何かが頻繁に起こる傾向がある場合に使われます。ネガティブな場合でもポジティブな場合でも使用することができ、ニュートラルな意味です。
一方、be prone toは、ネガティブな結果に対してしか使用できません。

問題の「ビジネスが透明性が高い」というのはポジティブなことであるため、be prone toを使うことはできません。例えば「ミスが起こりやすい」はbe prone to (making) errors/mistakes、「けがをしやすい」にはbe prone to injuryなど、ネガティブな内容について話す場合には使うことができます。

日本語では同じ「~する傾向がある」という意味で訳されますが、英語では書き手の意図や強調したい内容によって、tend toとbe prone toを使い分けるということを覚えておいてください。

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