ビジネスでもよく使われる、代名詞itとthatですが、明確な使い分けのルールがあります。
itは、前の文章の中の「名詞」を示します。 一方、thatは前の文章などの「内容」を示します。
A: We need to think about training the staff on this process. It would be very useful for them.
B: That’s a great idea. We could set it up next month.
この会話の場合、Bの”That’s a great idea.”の”That”は前の文章の「研修を実施すること」という「内容」を示し、「研修をすることはとてもいいアイデアだね」という意味になります。
一方、そのあとの “We could set it up next month.”の”it”は前の文章の「研修」という「名詞」そのものを指しています。
では、 He gave me a new bag. と言われたときの
①It’s nice.
②That’s nice.
この返答の2パターンの違いはどうでしょうか?
①は前の文章の名詞「新しいバッグ」がniceだと言っています。
一方、②は前の文章の内容、すなわち「新しいバッグをくれたこと」がniceという意味です。
代名詞のitとthatが出てきたら、気を付けて読んでみましょう。
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