【異文化間コミュニケーション10のヒント】Vol.9 親しくなるまでは避けるべき話題
親しくなるまでは避けるべき話題
日本人が犯しやすい異文化間コミュニケーションのミスを解説する【異文化間コミュニケーション10のヒント】今回は9回目です。
政治に関する話題
相手への細かい気配りは世界的にも有名な日本人ですから、あまり問題になることは少ないですが、異文化間コミュニケーションではタブーとされるテーマに十分に気をつける必要があります。
政治の話はその1つ。「今の政治情勢はどうなっていますか?」程度の質問は問題ないことが多いですが、より具体的な政策の話になると、例え自分達がコメントをしなくても、別の参加者同士が深い議論を始めて、不要な意見のすれ違いを引き起こす可能性があります。
宗教に関する話題
宗教も同様です。好奇心から相手の宗教を聞いたりすることがありますが、十分に気をつけなければなりません。
多くの日本人はキリスト教をキリスト教徒しかとらえていません。しかし実際には大きくカトリックとプロテスタントに分かれています。そしてプロテスタントの中にもいろいろな宗派が存在しています。異文化間コミュニケーションをする上での基礎知識として、世界の主要宗教についての知識があると便利ですが、勉強する時間がなくても、巨大な「キリスト教」という枠組みで相手の宗教をひとまとめにしてしまうと、気分を害してしまうこともあります。
思わぬ落とし穴も
また少し親しくなって、クリスマスカードを送ろう、と思ったときにも気配りが必要。クリスマスはキリスト教の祝日です。キリスト教でない人がカードを送ったり、キリスト教徒でない人にメリー・クリスマスと書かれたカードを送ったりすることは不適切です。そんな時には「季節の挨拶」としてカードを送ることができます。
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