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【英語の疑問にお答えします!】「配慮下さい。」「日々の業務お疲れ様です。」などの日本特有の表現は、どのように英訳すればよいでしょうか?

2022.10.21

update 2022.10.21

(質問) 日本特有の表現、例えば「配慮下さい。」「日々の業務お疲れ様です。」など、英語で使用しない表現については、どのように英訳すればよいでしょうか?
日本語のやんわり抽象的な表現を英訳するのがすごく難しいなと感じてます。

(回答)日本語特有表現については、その日本語の意味するところを、英語で使われる表現を使って訳すことになります。

日本語特有表現については、その日本語の意味するところを、英語で使われる表現を使って訳すことになります。
業務で目にする日本語表現をどう英語にするか悩まれるかと思いますが、パターンは3通りあります。

1.英語にも定型表現はある

日本語と同じように、特段の意味はなく使われる定型表現が、英語にもあります。例えば、次のような表現は日常的によく使われます。

  • I hope this finds you well. 「お世話になっております。」
  • Do you have a moment to talk? 「突然のお電話失礼いたします」
  • Thank you for your hard work. 「日々の業務お疲れ様です」
  • I look forward to working with you. 「今後よろしくお願いいたします。」

2.日本語のニュアンスを表す自然な英語がある

やんわり抽象的な表現は、日本語の単語をそのまま英語に置き換えても伝わらなくなってしまいます。英語には英語らしい同等の表現があり、それらの表現やその使い方を知っていると、英訳するのが楽になります。例えば、以下のような日本語を考えてみましょう。

「恐れ入りますが、ファイルのお取り扱いについてはご配慮くださいますようお願い申し上げます。」

日本語を単語ごとにそのまま英語に訳してしまうと、以下のような英語になってしまうかもしれません。

(X) I’m sorry but please be careful of handling the files.

しかし、自然な日本語表現のもつニュアンスを英語でも伝えたいときはあるわけで、それに相当する表現が英語にもあります。
それを使うと、以下のような英訳が可能です。

(O) I would appreciate it if you could pay careful attention to the way files are handled.
(O) Paying extra attention to the way files are handled would be much appreciated.

ここで使われている表現は以下の2つで、少しニュアンスの違いがあります。

  • I would appreciate it if you could~:恐れ入りますが~していただけますと幸いです。
    → I が主語になっている通り、自分自身の主観的なお願いです。
  • ~would be much appreciated.:~くださいますようお願い申し上げます。
    → ものごとを主語にして、客観的な留意事項のお願いになります。

英語でも、日本語と同じニュアンスを伝えたいことがあるので、そういった場面でネイティブの方がどう表現しているのか、メールや文書を参考にしてみてください。


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