【異文化間コミュニケーション10のヒント】Vol.5 欧米諸国以外にも目を向ける
欧米諸国以外にも目を向ける
日本人が犯しやすい異文化間コミュニケーションのミスを解説する【異文化間コミュニケーション10のヒント】今回は5回目です。
日本もアジア諸国の一つ
「海外」という言葉を聞くと、どうしても欧米諸国を連想しがちです。
最近ではアジアの台頭が激しく、次第にアジアに目を向ける機会が増えていますが、日本の地理的状況を考えると、まだアジアに対して十分な関心が寄せられていないのも現実です。
その典型的な例として挙げられるのが、「アジア諸国や日本は……」といった発言です。通訳をしていると、よく耳にします。しかしよく考えれば、当たり前のことですが日本もアジア諸国の一つ。「日本を含め、アジア諸国は……」と言うのが本来なら正確です。
この様にあたかも日本がアジアの一部ではなく、欧米の流れを汲む存在であるとか、アジアの中で別格の存在である、という誤解を招く表現は、国際的な席では十分に気をつけなければいけません。本人にその気がなくても、聞いている人が誤解してしまえば、どうしようもありません。
地名を覚える
アジア地域でビジネスをしていて難しいのは地名です。
北京がBeijingと呼ばれることは中学校の教科書にも出てきますが、その他の地名となると、あやふやな人も多いのではないでしょうか。
これを期に、主要な地名を覚えてみませんか?たとえば中国の地名です。
中国の地名の英語表記
- 西安:Xi’an
- 南京:Nanjing
- 杭州:Hangzhou
- 天津:Tianjin
- 敦煌:Dunhuang
- 桂林:Guilin
韓国にはこのような地名があります。
韓国の地名の英語表記
- 慶州:Gyeongju
- 釜山:Pusan
- 仁山:Renshan
- 水原:Suwon
- 光州:Gwangju
それぞれの場所に工場があったり、支店があったりとアジアの地名は結構でてくるものです。ビジネスの席で多くの通訳者を泣かせるものの1つが、このような地名です。
ちなみに英語で唯一、定冠詞のTheが語頭につく主要な町は、国際司法裁判所のあるThe Hagueです。
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