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英語ネイティブも間違える修飾語

2022.10.10

update 2022.09.20

修飾語(句)と呼ばれる文法の要素が、意外とネイティブスピーカーも間違った英語を喋ってしまう理由になっているのをご存じですか?そしてネイティブスピーカーで無い人も、学校で学んだからこそミスが少ないとはいえ、少し気を抜くとミスをしてしまうことがあります。

修飾語(句)のミスで多いものの1つに、Dangling modifierと呼ばれるものがあります。日本語では「懸垂修飾語」と呼ばれているようです。
例えば、映画館に行くと、映画の本編が始まる前に数か月後に公開予定の映画の予告編(Preview)が流れますね。その予告編を見て、「あの映画、見に行こう」と思ったりします。見に行ったら、実はそんなに楽しくなかった、とか、想像以上だったとか。それを表現する場合、こんな風な文章が出てくるでしょう。

Having seen the preview, the movie was disappointing.

「予告編を見ていたのだけど、映画はつまらなかった」の意味ですが、この文章は文法的に正しいでしょうか?

中学校や高校の英語の授業を思い出すことができたら、この文章は間違っていることが分かりますね。意味は十分に通じますし、このような構文をするネイティブスピーカーは非常に多いです。しかし、Having seen the previewの主語は「自分」です。しかし、文章の後半を見ると、the movieが主語。この2つが一致していないので、Having seen the previewの主語が不明(日常会話では問題にならないですが)、となってしまうのです。

ですからこの場合は、

Having seen the preview, I found the movie disappointing.

とするのが正解です。ネイティブスピーカーでも非常に頻繁にしてしまうミスです。


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