【異文化間コミュニケーション10のヒント】Vol.4 ユーモアはコミュニケーションの潤滑油 (lubricant)
ユーモアはコミュニケーションの潤滑油 (lubricant)
日本人が犯しやすい異文化間コミュニケーションのミスを解説する【異文化間コミュニケーション10のヒント】今回は4回目です。
ユーモアを有効活用
品のいいユーモアは、様々な場面で有益です。周囲の空気を読めずに、場違いなユーモアを言ったり、人の心を傷つけるユーモアは禁物ですが、その場を和ませるユーモアは誰にも好かれます。
特に異文化間コミュニケーションでは、思わぬ話題がタブーであることもありますから、その点は注意しましょう。
自分のミスをユーモアに
しかし時にはそんな文化的な違いをテーマにしたユーモアも、場を明るくさせることがあります。「始めてアメリカに来てスーパーで買い物をしていたら、『紙かプラスチックかどちらにしますか?』と聞かれて、困ったんですよ。よく考えて、現金かクレジットカードか聞いているのだと思って、キャッシュでお願いします、といったらきょとんとされてね。紙袋かプラスチックの袋かって、聞いていたとは気づかなくてね」というふうに自分のちょっとしたミスを紹介するのもいいでしょう。
国民性の違いをユーモアに
「豪華客船が今にも沈没しそうです。非難ボートに乗客を移動させようと、船長がイタリア人の乗客に言いました。『早く非難するほうが、男性らしい決断力を女性に見せることができますよ。』フランス人にはこう言いました。『あちらにはワインを準備してあります。』アメリカ人にはこう言いました。『非難ボートは保険の対象になっています。』残るは日本人。一考した船長は小さな声で、こう囁きました。『皆さん、既に非難されていますよ。』」
人の真似ばかりする、というイメージのある日本人ですから、こんなユーモアも場を明るくするでしょう。重要なのは、自分の国や文化に最後に言及することです。
ユーモアのケーススタディ
ユーモアは口にするタイミングと、相手がそのユーモアを理解し、楽しんでくれるかを十分に気をつけて判断する必要があります。異文化間コミュニケーションでよく話題になるのは、先に述べたような、国民性を扱ったユーモアです。
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!
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