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複数名にメールすることの危険性

2022.09.05

update 2022.07.29

日本型ビジネスと、欧米型ビジネスを比較した時の特徴として、欧米型のほうが責任の所在が個人に対して明確で、日本型の場合は誰が責任者なのか曖昧である、という点が指摘されます。何か問題が起きたときに、上司が頭を下げるものの、結局だれの責任か、というと不明確であることが少なくありません。

これと似た理由で、Eメールの宛名に気を付ける必要があるのをご存じでしょうか?
宛先のToに例えば3人~5人の名前を追加したとします。CCの欄にはまた数名を追加。「〇〇について、何かわかれば教えてください」というメッセージを送って、「1週間経っても返事が来ない」ということが起こります。

Toに数名の名前があって、メールの本文に「〇〇さんへ」と書かれていない場合、誰に「教えてください」と言っているのか不明確。すると、自分が明確に責任者として名前を挙げられたわけではないので、自分が答える必要はない、という対応になります。Toに書かれた人達、皆が同じように考えると、3名にメールをしているのに誰からも返事が来ない、ということになるのです。 「とりあえずこの人たちにメールをしてみれば、1人ぐらいから返事が来るかな?」というのは決して間違っていないのですが、複数名にメールをするからこその落とし穴もあるのです。

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