最長3か月でビジネス英会話を上げる5つのポイント-同時通訳者が解説-
最長3か月でビジネス英会話を上げる5つのポイント-同時通訳者が解説-
国際会議やグローバル企業間の商談、海外のニュース番組などで活躍する同時通訳者は英語のプロですが、全員が全員帰国子女のバイリンガルというわけではありません。中には留学経験もなく、国内で独学で英語を学び通訳者になった人も多数います。
通訳者のバックグラウンドは様々ですが、通訳者に共通しているのは、通訳学習メソッドを使って集中的に英語を勉強していることです。
通訳者の英語勉強法は限られた人だけが使える特殊な学習方法ではなく、だれでもが使えるものです。その中でも特に中級レベルから上級レベルのビジネス英語が必要な人に効果的で、短期間でレベルアップを実感できるものも多数あります。
今回はそれら通訳学習メソッドを、英語学習者が活用することにより短期間で効率的にビジネス英語力をレベルアップする方法をご紹介します。
目次
1. 3か月以内の英会話プログラムで英語を勉強したほうが良い人とは?
毎日忙しくしているビジネスパーソンにとって、仕事をしながら英語の勉強をするのは時間的にも体力的にも非常にきついもの。語学は本来毎日コツコツと長い時間をかけて学習するイメージがありますが、社会人がビジネス英会話力を習得する場合はそうとも言い切れません。
多くの学生は受験に合格する、という目標のために英語を勉強していますが、では社会人は何のために英語を習得するのでしょうか。
もし、ただ漠然と英語ができるようになればいいな、と思っているのでしたら短期集中の学習には向きません。
多くのビジネスパーソンが英語学習をする理由は、海外赴任や海外出張のためであったり、外資系企業への転職、キャリアップなど、期限が決まっているものだと思います。
またその期限も数年後というよりは、長くても1年後、短い場合は1か月先という方もいらっしゃると思います。
そういった目的と期限がはっきりしている人こそ、1か月といった短期間に集中して英語を学習するのにぴったりだと言えます。
2. 3か月以内の英会話プログラムのメリット・デメリット
仕事をしながら英語を学習する場合、問題となってくるのが時間の捻出とモチベーションの維持です。
毎日の予定が目まぐるしく変わるビジネスパーソンにとって例えば3か月間英語学習のための時間を確保するのはとても難しいのではないでしょうか。
また、最初はモチベーション高く毎日課題をこなしていても、時間がたつにつれてだんだんと学習意欲が下がってくる人も多いのではないでしょうか。
しかし3か月ではなく、1か月であれば仕事の予定をなんとかして時間を作り、またモチベーションの維持も可能という方も多いと思います。そうであれば3か月間、隙間時間を作りながら英語学習に取り組むよりは、まずは1か月間、短期集中で毎日集中して1時間や2時間を英語学習に費やし英語力をぐっとつけたあとに、毎日隙間時間でコツコツと自分の弱点を補強していく学習のほうが効率的だと言えるかもしれません。
例えば仕事が閑散期に入るタイミングや転職前のお休み期間、異動前の引継ぎ中や夏休み中など、期間は人それぞれだと思いますが、1か月であれば時間の捻出もモチベーションの維持も比較的容易なのではないでしょうか。
逆にデメリットとしてはやはり時間が短すぎることです。初級レベルの人が1か月で上級レベルに上げるのは現実的ではありません。
そのため、1か月の短期集中型で英語力を上げるためにはすでにある程度基礎がある人のほうが望ましいでしょう。
ではその貴重な1か月をどのように英語の勉強に充てればよいでしょうか。
3. 3か月以内の英会話プログラムの選び方
1か月集中して取組むには、通訳者の英語学習メソッドがぴったりです。難易度は高いですが、短期間で効果が表れるものが多いからです。
学習方法はいろいろありますが、その中でも特に中級から上級レベルの方の英語学習者に取り入れやすく、また効果が実感しやすいものをご紹介します。
3.1 学習メソッド1-シャドーイング-
シャドーイングを行わない通訳者はいないといっても過言ではないほど、通訳学習メソッドの代表格です。通訳者を目指しているときはもちろん、現役の通訳者も日々のトレーニングにシャドーイングは使われています。それほど効果を実感できる学習方法です。
シャドーイングとは、聞こえてきた英語を少し間をあけてそのまま繰り返して声に出す学習法です。一見簡単に見えますが、実はシャドーイングは正しく行わないと効果を発揮しません。
シャドーイングを正しく行えば、英語でのコミュニケーション力が飛躍的に向上します。特にスピーキング力と発音やイントネーション矯正などに効果的です。
3.2 学習メソッド2-ディクテーション-
聞こえてきた英語を書き取る学習法です。
ヒアリングは結構できているがスピーキングが苦手、という方が多いですが、そういう場合は実はなんとなくしか聞き取れていません。
しっかりとディクテーションを行うことで、リスニングで聞き取れていない部分を見える化し、知らない単語やフレーズを洗い出すことができます。
3.3 学習メソッド3-リプロダクション-
英語を聞いたら一度止めて、同じ英文をもう一度自分で発話する学習法です。
頭の中で英文を組み立てる力を養うことができます。また、英文の内容が理解できているかを確認することもできます。
通訳学習メソッドの中でも難易度が高い学習方法ですが、英語コミュニケーション力の向上に効果的です。
3.4 通訳学習メソッドはTOEIC対策にも有効
これらの学習方法は通訳トレーニングということからもお分かりいただける通り、特にリスニング力やスピーキング力といったコミュニケーション力を鍛えます。
しかしリスニング力が上がるということはそのままTOEIC学習にも役立ちます。実際に通訳学習メソッドを用いてTOEICの点数を短期間でレベルアップすることも可能です。
4. 英語学習はレベルにあっているかが重要
今はYouTubeやTEDなどの動画、アプリやオンライン教材など、無料で利用できる教材がたくさんあります。また、有料であれば手軽なオンライン英会話や書店で販売している参考書・問題集などを活用して勉強することもできます。
しかし、すでにある程度の英語力があるのであれば、その上のレベルに到達するための学習方法は独学ではなかなか難しいかもしれません。なぜならば、より高いレベルに到達するためには、より実践に近い形式で学んだほうが効果的です。しかし、残念ながら市販の教材や英会話スクール、オンライン英会話は初級から中級に特化した内容がほとんどで、実際のビジネスシーンに即した英語学習には物足りない内容が多いからです。
たとえば、市販のテキストの音声は、雑音もなくはっきりと発音しているアメリカ英語やイギリス英語がほとんどで、いろんな国から参加するオンライン会議を再現したものを見つけるのは困難でしょう。 また、オンライン英会話などのマンツーマンレッスンも、自分が発言するまで待ってくれていたり、たとえ意味が分からない英語を話したとしても理解しようと努めてくれるため、やはり実践的とは言えません。
4.1 中級から上級へのレベルアップ
中級から上級へのレベルアップには
- 英語を英語のまま理解できるリスニング力
- 自分の伝えたいことをニュアンスまで含め
を強化する必要があります。
4.2 上級から最上級へのレベルアップ
すでに上級者の場合は最上級になるためには
- ネイティブ以外の発音を聞き取るリスニング力
- 全部が聞き取れなくても会話の内容を予測できる英語力
が必要となってきます。
4.3 レベルアップには実践力を鍛える
またこれらの英語力を上げるだけでなく、一歩進めた実践力をつけるためには
- 参加者が議論しているところに割って入る
- 内容がわからないときにスムーズに聞く
といったテクニックも磨く必要があるといえるでしょう。
しかしこれを自分一人で自習するのは困難です。そのため、英語力が上がれば上がるほど、逆に独学の学習が難しくなっていくのです。
5. レベル別の実践的な3か月以内の英会話プログラム
英語上級者の方が1か月を使って効果的に英語力を上げるためには、特化したプログラムを利用する方法もあります。
通訳エージェントであるテンナイン・コミュニケーションが開発したOne Month Programは通訳学習メソッドを中心に、特に英語のアウトプット、コミュニケーション力を鍛えることを目的とした1か月間の短期集中プログラムです。
5.1 学習内容
通訳エージェントであるテンナイン・コミュニケーションが開発したOne Month Programは、通訳学習メソッドである
- シャドーイング
- ディクテーション
- リプロダクション
- 英作文
を使った課題に毎日取り組みます。
すべての課題は実際のビジネス英会話に特化して開発した、オリジナルの教材です。
5.2 ネイティブ講師と日本人講師による添削
提出された課題はすべてネイティブ講師および日本人講師が添削し、アドバイスを付けて返却します。
より英語らしい表現に直すとともに、日本語によるアドバイスで、どこが間違っているのか、どうすれば英語力が伸びるのか、毎日の学習で確認できます。
5.3 実践を想定したプライベートオンラインレッスン
レッスンはグループではなく、ネイティブ講師と週2回のプライベートレッスンとなります。(Standard、Advancedコース)
英会話レッスンは自分で作成した英作文をもとに行います。ライティングした英語を実際にスピーキングで使用することで、自分が考えていることをそのまま英語で伝えられるように強化されます。
外国人講師は全員欧米系のネイティブ講師ですので、発音の矯正にも役立ちます。
また、Masterコースはネイティブ講師2名とビジネス環境の本番を想定したセッションです。オンライン会議でファシリテートしたり、一旦議論を止めたり、自分の意見を主張したりと、2名の講師を相手に本番環境に近い状況で英語力を鍛えます。(週1回)
レッスンはすべてオンラインで行われますので、教室に通学する必要はありません。またオンラインのレッスンだからこそ、コロナ禍でのビジネスのオンライン化に対応できます。
5.4 コース別の特徴
One Month Programにはレベル別に3つのコースがあります。
コースに悩まれる方は、無料カウンセリングで日本人トレーナーが最適なコースをご提案いたします。
■Standardコース
今後英語を使う機会が増えるため、リスニングとスピーキングを強化したい方向けのコースです。(TOEICスコア目安:500~700点)
■Advancedコース
より正確なメッセージを伝えられるように、ワンランク上の英語コミュニケーション力を強化したい方向けのコースです。(TOEICスコア目安:700点以上)
■Masterコース
日常的に仕事で英語を使っているが、多国籍メンバーとの会議や、オンライン会議での実践力を強化したい方向けのコースです。(TOEICスコア目安:900点以上)
5.5 日本人トレーナーによる伴走
One Month Programにはすべてのコースで日本人トレーナーがマンツーマンでコーチングいたします。
トレーナーはいずれもビジネス英語講師経験があります。英語の疑問から成果が出る学習プランの組み立てまで1か月のプログラムを効率的に乗り切るために幅広くサポートします。
6. どんな人が1か月の英会話プログラムに取り組んでいるか?
One Month Programの1日の推奨学習時間は90分から120分です。
一見、長時間に感じられるかもしれませんが、例えば朝30分、夜60分、朝20分、お昼休み30分、夜40分など、スケジュールを調整すれば決して捻出できないほどの学習量ではありません。
また、コロナ禍で毎日出社の必要がない今は、通勤時間を学習時間に充てることができます。
One Month Programの受講生の90%以上はビジネスパーソンですが、それ以外にも弁護士・医師・会計士などプロフェッショナルな職業の方、また国連や大使館勤務の方も受講されています。
いずれもかなりお忙しい方ばかりで時間の捻出は簡単ではありませんが、3か月だと予定を立てるのが難しいが1か月であれば仕事のスケジュールを調整できるとのお声をいただいています。
また、予定変更などで受講期間が1か月で終了できない場合は、延長することも可能です。
7. まとめ
今回は1か月短期集中型でビジネス英語力を上げるための学習方法やどんな人が向いているか、また1か月に特化したプログラムOne Month Programをご紹介しました。
One Month Programではレベルチェックを含めた無料カウンセリングを行っています。
無料カウンセリングでは自分の英語力の弱点にポイントをしぼった効果的な学習方法などもご紹介しています。
入会金、教材費は無料です。
お急ぎの場合はカウンセリングから最短で当日スタートでの受講可能です。
ぜひお気軽にご利用ください。
Writer
One Month Program
グローバルで活躍できる人材のための英語情報を発信します。
ビジネスに特化した1か月の超短期集中英語プログラム
https://www.ten-nine.co.jp/onemonthprogram/
運営会社:【通訳・翻訳・英語教育】テンナイン・コミュニケーション
https://www.ten-nine.co.jp/