CoachingとMentoringの違い
人材育成の領域でよく使われる表現がCoachingとMentoring。日本語でもカタカナで「コーチング」や「メンタリング」と言われます。この2つ、似た表現ではありますが、違いは分かりますか? この違いを知ることで、皆さんが人材育成をするうえでヒントとなる要素が1つ増えるかもしれません。
一概にコーチングはこういう定義で、メンタリングはこういう定義、という明確なものはありません。人によって定義の違いがあったりもします。しかし、多くの場合コーチングは短期的な目標を達成するためのプロセスの1つとされることが多いです。したがって、例えば目の前にあるプロジェクトに部下とかかわっている場合、部下の学習を即しながらいろいろとアドバイスをし、ただの協同作業ではなく、プロジェクトの枠組みの中で部下の能力向上を図るのがコーチング。もしくは、何かのライセンスや認証を取る必要がある場合に、その部下を教えてあげるのもコーチングです。
メンタリングはもっと大きな目標があります。数年後、もしかするともっと遠い将来を見据えて、能力開発を手助けします。「教える」だけではなく、「気づかせる」ということも大切でしょう。「困ったら〇〇さんに連絡を取るように」という軽い気持ちでメンタリング制度を導入する組織もありますが、それだとメンタリングの本来の価値を発揮することが難しいかもしれません。「メンタリングとは何か」ということを深く考えてみると、皆さんの業務の中で役立つヒントがあるかもしれません。
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