almost vs. most
almostとmostは、かたちが違います。
・almost(副詞): ほとんど+《動詞・形容詞》
・most(形容詞): 大半の+《名詞》
almostは副詞なので、mostのように名詞の直前に来るということはありません。
He was almost asleep by the time the movie was over.
彼は映画が終わるときまでにはほとんど寝ていました。
※asleep(形容詞)を修飾
She was almost certain that her husband would be home late.
彼女は夫の帰宅が遅くなるのをほぼ確信していました。
※certain(形容詞)を修飾
Most people working here have a background in computer science.
ここで働いているほとんどの人はコンピューターサイエンスの経験があります。
※people(名詞)を修飾
I’ve checked most of the documents and I still can’t find the receipt.
ほとんどの書類をチェックしましたが、まだレシートが見つかりません。
※documents(名詞)を修飾
「ほとんどの〜」
almostやmostを使って、「ほとんどの~」にするには以下のパターンがあります。
・almost all ~s :ほとんどの~(=almostほぼ+allすべての~)
・most~s :ほとんどの~
このように、almost自身には「ほとんどの~」という意味はなく、「ほぼすべての~=ほとんどの~」となりますので、後ろにallが必要です。
・almost all shopping malls「ほとんどのショッピングモール」
・most shopping malls「ほとんどのショッピングモール」
あるグループの中の「ほとんど」という場合には、特定する語が必要です。
・most of our clients「我々のクライアントのほとんど」
・almost all the shopping malls in the area「地域のほとんどのショッピングモール」
Most of the people at my company have experience in sales.
私の会社の多くの人は営業の経験があります。
Almost all the shops in the area are closed.
地域のほぼ全ての店が閉じています。
almostの使い方
almostは「100%に少し足りない」というニュアンスで使われる単語です。
・almost~:ほぼ
・almost all of ~:ほぼ全ての~
I’m almost there. (ほぼそこにいる=もう少しで着く)
Almost 50% of the people here are engineers. (ほぼ50%)
Almost all of my friends have been abroad. (ほぼ全ての友だち)
almost「ほぼ」+all「すべての」=「ほとんどの」というかたちが正しいので、以下の間違えに注意してください。
ほとんどの自分の友人
(O) almost all of my friends
(X) almost my friends
(X) almost of my friends
(X) almost all of friends
mostの使い方
most ofを使う場合は、theやmyなど何らかの限定が必要です。
その人たちのほとんど
(O) most of the people
(X) most of people
私のお客さんのほとんど
(O) most of my customers
(X) most of customers
一般的な人たちを指す場合は、of theは必要ありません。
(O) most people「ほとんどの人たち」
(O) most customers「ほとんどの消費者」
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